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ピープル

韓国でごくごく平凡な暮らしをするには...

2007-08-24

韓国でごくごく平凡な暮らしをするには...
おととい22日、保健福祉部は、来年度の最低生活費というのを発表しました。それによりますと、来年度の4人世帯の最低生活費は今年より5.0%多い126万5848ウォン(約15万4600円)と決められたそうです。

最低生活費は、政府が基礎生活保護(日本の生活保護に相当)対象者の支援額を決める基準になります。最低生活費とは、国民が最低限の生活を営むのに必要な生活費のことで、物価上昇や生活消費形態の変化などを反映し、政府が毎年新たに策定しているんです。

保健福祉部によりますと、1人世帯は月46万3047ウォン(約5万6600円、前年比6.2%引き上げ)、2人世帯は78万4319ウォン(約9万5800円、同6.8%引き上げ)、3人世帯は102万6603ウォン(約12万5400円、同5.5%引き上げ)などと決めたそうなんです。

漠然とした数字だけを並べてもなかなか日本の皆さんにはピンとこないと思うので、ここで韓日の食品の価格の比較をしてみましょう。

たとえば、牛乳1ℓで日本が1200ウォンのところ、韓国では1750ウォン。

スターバックスのコーヒーが日本が2000ウォンのところ、韓国は2800ウォン。それからロッテリアのエビバーガー価格は2167ウォン(280円)。

ソウル ロッテデパート地下ロッテリアで売るエビバーガーが2600ウォンなので500ウォン程度韓国の方が高いという計算になります。

500ウォンならばそんなに大きい金額ではないともいえますが、毎回の食事で換算していくとこととなると、これは大きな差額ですよね。
この数字からみても、ある面では日本より物価の高い韓国で、最低生活費が126万5848ウォンというのは少し厳しい数字です。
それでもこの数字には、“子どもの誕生日に家族で外食する費用”や“子どもの参考書など図書購入費”といった支出項目が追加され、昨年より引き上げ幅が大きくなったそうです。


では、最後に、韓国の平均的な暮らしというのをご紹介しましょう。
昨年の資料によりますと、全国世帯の月平均所得は306万2000ウォンで、全国世帯の消費支出は月平均220万6000ウォン。

また、30・40代の独身男女を対象にしたアンケートによりますと、1カ月に平均104万2000ウォンを使い、その内訳は、衣類・理髪などのショッピングなどに使うお金が月平均16万ウォン、運動・文化生活などの趣味は平均11万6000ウォン、語学・資格学校など、自己啓発のための費用は、平均4万5000ウォンとなっているそうです。

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