今、韓国ではちょっとした「早寝、早起き」ブームです。そのお手本になっているのが李明博(イ・ミョンパク)大統領です。
李明博大統領は一日、5時間以上は寝ないということで有名で、先日は「公務員が一時間早く起きて、国民が安心してもう一時間ゆっくり眠れる社会をつくらなければならない」と述べたことから、大統領府、青瓦台と政府機関では、朝早く起きるキャンペーンが行われているそうです。
新聞などには、「アーリーバード旋風」つまり一番鳥旋風が起こっていると書かれていました。
そして一般企業でも、「アーリーバード」的な人たちが増えているそうです。
ソウルのトップクラスのホテルでは、朝食会といわれる、早朝からのラフな会議が増えているそうです。
プラザホテルでは、今年に入り朝食の売り上げが去年の同じ時期より50%も増加しました。プラザホテル側は「宿泊客のほかにも、外資系企業など周辺で働くビジネスマンが朝のミーティングを行うケースが増えた」と話しているそうです。
業績で観てみますと、インターコンチネンタルホテルの場合、宴会場(ホテルのパーティールーム)で開かれる朝食会が1カ月平均40件にもなるそうです。
ホテルの関係者たちは、「健康志向と“アーリーバード”旋風が重なって、最近の人々は夜更けまで酒を飲むよりも朝一番に集まって会議をしながら食事をすることを好む傾向にある」と話しており、需要の増加に合わせ、各ホテルは朝食のメニューも大幅に補強しています。
この他、アーリーバードたちのために、最近は目覚まし時計の売り上げも好調だそうです。