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ライフスタイル

勇敢なやつら

2012-06-06

玄海灘に立つ虹

勇敢なやつら
KBS「ギャグコンサート」から飛び出したユニット「勇敢なやつら」の新曲「I 돈 care」が、さまざまな音楽配信サイトで1位を記録しました。同時に、インターネットの検索キーワードでも上位にランキング。子どもからお年寄りまで幅広い層で爆発的な人気を博しています。
「勇敢なやつら」は、番組内の同名コーナーから生まれたユニットです。このコーナーでは、寸劇の合間に男女3人が登場し、ラップで普段口に出来ないようなことを言ってのけます。そのユニットのメインとなっているのは、女性コメディアンのシン・ボラさん。「男の資格」という番組で歌の実力を披露して、一躍「歌えるコメディアン」として有名になりました。また、新曲「I 돈 care」には、番組のプロデューサーであるソ・スミンさんもフィーチャリングで参加。「ギャグコンサート」の熱狂的なファンにとっては、嬉しいゲストとなりました。
韓国では、KBSは「ギャグコンサート」、MBCは「笑って、そして笑って」(現在ストライキのため放送中断)、SBSは「ギャグトゥナイト」というふうに、テレビ局ごとにそれぞれコント番組を放送しています。また、昨年スタートしたケーブルテレビの総合編成チャンネルでも各局の基本編成としてコント番組が組み込まれています。しかし、そのなかでも視聴率は「ギャグコンサート」が圧倒的。MBCとSBSが3~5%程度なのに対し、「ギャグコンサート」は20%を超える視聴率を誇っています。これは、コント番組以外のバラエティーを合わせてもトップにくる数字です。
このように「ギャグコンサート」に人気が集中する理由として、「新旧の調和」「システムの力」「社会的緊張感の維持」の3つが挙げられています。「新旧の調和」は、スタート時のメンバーがいまだに残りつつも新メンバーが入ってきてうまく交わっているという点。「システムの力」は、放送局の人事システムとコメディアンの採用システム。「社会的緊張感の維持」は、社会風刺が一番うまく取り込まれているのが「ギャグコンサート」だと評価されている点です。「勇敢なやつら」のコーナーでも、適度に社会風刺をしつつ、適度に権威者を茶化すということでファンが多くついています。
韓国に住む日本の人にとっては、韓国のコント番組は“何がおもしろいのかわからない”そうです。しかし、「ギャグコンサート」の評価ポイントが先の3点と考えると、外国人に伝わりにくいのも無理はないでしょう。

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