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時代劇「魅惑の人」

#MISAの韓ドラ深読みトーク l 2024-12-09

玄海灘に立つ虹

時代劇「魅惑の人」
韓国在住のKdramaライターMisaさんが、話題の韓国ドラマやドラマにまつわるテーマについて深く読み解き、韓国ドラマをディープに楽しむための情報を紹介するコーナーです。
 
 今日は、時代劇「魅惑の人」 (韓国タイトルは「세작 매혹된 자들/セジャク 惑わされた者たち」)」について紹介したいと思います。
 *セジャクはスパイという意味
時代劇がお好きな方はもちろん、時代劇をこれから見てみたいなという方の入口としても見やすい作品だと思います。

<作品紹介>
今年の1月〜3月まで韓国のtvNの週末ドラマとして放送。日本でもNetflixで配信されて話題になりました。

朝鮮王朝時代が舞台で、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王(チョ・ジョンソク)と、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうと、男装をして王に近づくが、逆に魅了されてしまう女性主人公(シン・セギョン)の物語。全16話です。

<作品の推しポイント>
1)時代背景の面白さ・ロマンスのバランス
登場人物たちは架空ですが、清の侵略を受けた丙子(へいし)の乱後の時代背景が物語にも溶け込んでいます。

丙子の乱は、去年ヒットした時代劇「恋人」も同じ時代が描かれてました。
 偶然にもちょうど「恋人」が終わる頃に「魅惑の人」が始まった感じだったんです。「魅惑の人」は、「恋人」ほど時代背景が物語に大きくは影響を与えませんが、やはり、時代背景をわかってみるととても面白いです。

そして、男女のラブストーリーもバランスよく展開するので、「時代劇ちょっと難しいかも・・」という人でも見やすいストーリー展開になっています。シン・セギョンの男装と女性の姿のギャップにも注目です。

2)チョ・ジョンソクはじめ演技派俳優たちの神演技
主人公を演じるチョ・ジョンソクといえば、ミュージカル出身で演技派で知られています。
この作品でも、決して他の人に本心や隙を見せない王の葛藤や苦悩をちょっとした表情やしぐさ一つで見事に演じていて、唸らされるシーンが多いです。

それから、王・インの伯父として登場するイ・ギュフェとの対立シーンは二人の迫力ある演技が本当に素晴らしい。インの兄を演じたチェ・テフンも凄まじい演技。この二人は前ご紹介したドラマ「怪物」でも名演技を披露しています。

ちなみに、チョ・ジョンソクは、今年はドラマ、映画、ミュージカル、歌手活動ととても活躍が幅広かったんですよね。
Netflixがご覧になれる方は、映画「パイロット」、ドキュメンタリー「新人歌手 チョ・ジョンソク」も合わせてチェックしてみてください。

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