4月2日にKTXの新しい路線、湖南線が開通しました。日本で北陸新幹線が開通したように、韓国にも京釜線に続く、新しいKTXの路線の誕生です。
これで韓半島の南西部、全羅南道、光州にソウルからわずか2時間で行くことができるようになりました。また1日1台は、ソウル―光州1時間30分のノンストップ便もあるとのことです。日本のリスナーの皆さんにもぜひ一度、乗っていただきたい、KTX湖南線、ベージュに紫のラインのKTXです。今日はその乗車ルポをご紹介したいと思います。
湖南線はオソンまでは既存のKTX京釜線と同じ線路を走ります。ただ乗車の始発駅はソウル駅ではなく龍山駅ですので、お間違えのないように。
乗車ルポで記者はまず車内をこんなふうに描写しています。
一番前の座席だったので、他の座席にくらべると少し狭い感じがします。またノートブックを広げるといっぱいで、ノートブックで記事を書いて送るには不十分な空間です。でも各座席ごとにコンセントがついているので、スマートフォンやノートブックの充電には非常に便利そうです。
オサン駅で既存の路線から別れた湖南線はその後、益山(イクサン)、 井邑(チョンウプ)、そして終点の光州松亭(クァンジュソンジョン)駅に到着します。終点が光州駅ではなく、さらに先の光州松亭駅で、光州駅には停車しません。そのため光州市内に行くには終点の光州松亭駅からまたタクシーで引き返すことになります。これは京釜線のKTX慶州駅もおなじことでした。あそこも慶州市内から距離があります。では湖南線の沿線の眺めはどうでしょう。
オサン駅を出発した湖南線のKTXは次の益山方面に向かいます。窓の外には湖南平野が広がっていますと、お伝えしたいのですが、残念ながらトンネルが多いようです。一番長い4.3kmのノリョントンネルをはじめとして、オサン駅から光州松亭駅までの間には34個のトンネルがあり、これは路線全体の64%に達します。
カーブを減らして少しでもまっすぐに線路を走らせようとした結果です。その結果、2時間台でソウルと結ばれました。すでに首都圏方面から光州に向かう旅行商品の販売が倍増しているといいます。でも地元のデパートでは顧客がみんな、ソウルに行ってしまうのではと心配しているという声も聞こえます。また開通と同時に、すでに何度か故障も起きています。でもソウルから光州まで46,800ウォン、2時間でいけるのですから、リスナーの皆さんも、 KTX湖南線、利用してみてください。