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各地で観測史上最高気温を更新

2018-08-05

ニュース

ⓒ KBS News

猛暑が続く中、韓国では1日、各地で観測史上最高気温を更新しました。

ソウルではこの日、最高気温は39度6分を記録、1907年の観測開始以来、もっとも高くなりました。

これまでソウルで最も気温が高かったのは1994年7月24日の38度4分でした。

翌2日のソウルの朝の最低気温は30度3分、3日は30度4分と超熱帯夜となりました。

夕方から翌朝までの最低気温が25度以上のことを熱帯夜と呼んでいますが、30度以上の場合は超熱帯夜と呼んでいます。

一方、江原道洪川では41度まで気温が上がり、国内の観測史上最高気温を更新しました。

これまでの国内の公式観測史上最高気温は1942年8月1日に大邱で記録した40度で、国内で最高気温が40度を超えたのはこの1回だけでした。

76年ぶりに国内の観測史上最高気温が更新されたことになります。

この日は、春川、義城、楊平、忠州などでも40度を超えました。

各地の自動気象観測装置で測定された気温を見ますと、京畿道広州41度9分、ソウル江北区41度8分でした。

ともに国内の観測史上最高気温を上回りましたが、自動気象観測装置の測定値は公式の記録として認められません。

いずれにしても、1日は全国各地で40度前後の猛暑となったことになります。

2日以降も猛暑が続いていて、気温は一向に下がる気配がありません。

ことしは梅雨が7月上旬に早く終わり、その後はこれといった雨が降っていません。

気象庁によりますと、チベット高気圧と太平洋高気圧が韓半島上空で重なり、猛暑が続いているということです。

気象庁は猛暑は8月上旬までは続くだろうとしています。

当分は猛暑が続くものと予想され、観測史上最高気温をさらに更新する可能性もあるとされています。

異例の猛暑で、各地で被害も相次いでいます。

国民健康保険公団のまとめによりますと、熱中症などの患者は年平均1万8000人程度ですが、ことしは2万人を上回るものと予想されています。

国内の観測史上最高気温を更新した洪川では高速道路の路面にひびが入るなどの被害が出ましたし、高温による自然発火と推定される火災も各地で発生しています。

電気の使用が急増して変圧器が故障し、停電になる事故も相次いでいます。

猛暑で畑の葉物野菜が腐敗するなどの被害も出ています。

7月末まで農作物の被害面積は157ヘクタールに上り、金額に換算して163億ウォン、およそ16億円の被害が出ました。

猛暑で家畜が死亡するケースも相次いでいます。

政府はエアコン使用による家計負担を考慮して電気料金を一時的に引き下げることを検討していますし、国会では猛暑を自然災害に含める法案が検討されています。

地方自治体は道路に水を撒くなどの対策を講じていますが、観測史上最高気温を更新する猛暑の前にこれといった効果はありません。

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