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90代のタクシー運転手

#マル秘社会面 l 2018-10-03

玄海灘に立つ虹

ⓒ KBS News

前にタクシーに乗ったときに自分は85歳だけどこうして元気に仕事をしているという運転手さんに出会ったことがありました。偉いな、凄いなと思った反面、正直怖いなとも思いました。ところが今週、もっと驚くべき数字が発表されました。

90歳以上の超高齢タクシー運転手が全国に237人がいることが分かった。30日、国土交通部がキム・サンフン議員(自由韓国党)に提出した資料によると、全国のタクシー運転手の数は26万8669人で、この中で65歳以上の運転手は7万2800人(27%)に達する。

もちろん65歳から69歳が一番多く4万5800人でしたが、70代も2万6000人、そして80代が533人、90歳から92歳までの方も237人いました。

また地域別にはソウルが断然多く、ソウルのタクシー運転手8万1000人の中で33%、3人に一人は65歳以上でした。90歳以上の運転手も110人で全国で一番多くなっていました。以下、釜山、京畿、大邱にも90歳以上のタクシー運転手がいました。

日本では1998年からは高齢者には免許の自主返納を促しています。韓国にはこのような制度はありません。しかし韓国も急速に高齢化社会となっており、高齢者の交通事故も増えています。 

韓国交通安全公団によりますと、65歳以上のタクシー運転手による事故は2011年2404件から2015年4138件へと2倍程度増えています。

このように事故は増えているものの、高齢のタクシー運転手の管理には消極的です。

国土交通部は来年1月から65歳以上の運転手を対象に「資格維持検査」を義務付ける予定でした。しかし、タクシー業界が反発し、これを「医療報告書」(健康診断)に代替させました。バスの場合は65歳以上の運転手は2016年から3年(70歳以上は毎年)ごとに視覚・注意力・記憶力など7つの項目を評価する「資格維持検査」を受けています。

今年78歳のタクシー運転手は

「ほとんど毎日登山しながら体力管理をしている、いっそ資格維持検査を通過して高齢運転が無条件に危険だという固定観念を破りたい」

と話しています。元気一杯、意欲満々です。確かに高齢の運転手さんのほうが運転が丁寧で、安全規則もよく守っているというのは事実だと思います。しかし90代になっても、オーナードライバーとして自分の車を運転するだけならまだしも、タクシー運転手として働くというのはどうでしょうか。正直、私が乗ったタクシーの運転手さんが90代だと分かったら、その場でその車から降りたくなると思うのですが。

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