メニューへ 本文へ

朱耀燮(チュ・ヨソプ)の短編小説「サランのお客さんとお母さん」

#ラジオ図書館 l 2019-03-12

ラジオ図書館


私は今年6歳の乙女です。

名前はパク・オッキです。

家族はこの世で一番きれいなお母さんと二人で暮らしています。


나는 금년 여섯 살 난 처녀애입니다.

내 이름은 박옥희이구요.

우리 집 식구라고는 세상에서 제일 이쁜 우리 어머니와 단 두 식구뿐이랍니다.



作家、朱耀燮(チュ・ヨソプ)の短編小説「サランのお客さんとお母さん」の

主人公で、語り手となっているのは、6歳の女の子、オッキです。

オッキは母親と二人で暮らしています。

父親は結婚した翌年、オッキが生まれる一ヶ月前に亡くなってしまいました。



#インタビュー:文芸評論家 チョン・ソヨンさん

作家、朱耀燮(チュ・ヨソプ)は日本、中国、アメリカなどの国々で留学し、帰国したエリートでした。彼は朝鮮の若者に古い考えを脱ぎ捨て、積極的に新しい文化を受け入れてほしいと願いながら小説を書きました。小説に登場するオッキの母親やサランのお客さんも年齢だけを考えれば青年といえます。互いに想いを寄せますが、その気持ちを打ち明けることもできません。作者は古い考えや習わしにとらわれ、人を愛する心さえ許さない当時の社会を批判しているのです。



ある日、お昼を食べてこっそりとサランの方に行ってみると、

おじさんがお昼を食べていました。

「オッキの好物は何かな?」

「茹で卵」と答えると、

お膳にあった茹で卵を一つ取って、私にくれました。

卵を剥いて頬張りながら、

「おじさんの好きなおかずは?」と訊くと、

にっこり笑いながら

「茹で卵」と答えました。


「お母さん、サランのおじさんも茹で卵が好きなんだって!」

「静かにしなさい。」お母さんは私をじろりとにらみました。

でも、サランのおじさんの好物が卵だということは

私にもうれしいことでした。

それからはお母さんが卵をいつもよりたくさん買うようになったからです。


어느 날은 점심을 먹고 이내 살그머니 사랑에 나가 보니까

아저씨는 그때에야 점심을 잡수셔요.

“옥희는 어떤 반찬을 제일 좋아하누?” 

그래 삶은 달걀을 좋아한다고 했더니

마침 상에 놓인 삶은 달걀을 한 알 집어 주면서 나더러 먹으라고 합니다.

나는 그 달걀을 벗겨 먹으면서,

“아저씨는 무슨 반찬이 제일 만나우?” 하고 물으니까

그는 한참이나 빙그레 웃고 있더니

“나도 삶은 달걀” 하겠지요.


“엄마, 엄마. 사랑 아저씨두 나처럼 삶은 달걀을 좋아한대” 

“떠들지 말어” 어머니는 눈을 흘기십니다.

그러나 사랑 아저씨가 달걀을 좋아하는 것이

내게는 퍽 좋게 되었지요.

그것은 그 다음부터는 어머니가 달걀을 많이씩 사게 되었으니까요.





作家:朱耀燮(チュ・ヨソプ)(1902.11.24.~1972.11.14.、北韓平壌生まれ)

デビュー:1921年 毎日新報を通じて小説「割れた壺」が入選

受賞:2004年 建国勲章愛族章など

おすすめのコンテンツ