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共同警備区域、韓国側の一般公開が再開

2019-05-04

ニュース

ⓒKBS News

南北軍事境界線上にある板門店で1日、共同警備区域の韓国側の一般公開が再開されました。

韓国と北韓は昨年9月の南北首脳会談で、共同警備区域の非武装化と、共同警備区域の韓国側と北韓側を観光客が自由に行き来できるようにすることで合意しました。韓国と北韓は共同警備区域の非武装化を進めることで合意し、 そのため去年10月からは一般公開を中断して非武装化の作業を進めるとともに、一般公開に向けた準備を行ってきました。

合意に基づいて共同警備区域内の地雷除去作業が昨年10月20日までに完了、南北双方の監視所と武器類の撤収作業も行われました。

現在は南北双方の35名ずつが非武装状態で共同警備を行っています。

武器類や監視所が撤去されたことや、文在寅大統領と金正恩国務委員長による初会談から1年になるのに合わせて一般公開が再開されました。

板門店は人気の観光名所で、再開初日となった1日には韓国側から学生や観光客らおよそ80人が訪れました。

一般公開された共同警備区域で、最も人気を集めたのは「徒歩の橋」でした。

「徒歩の橋」は昨年4月の南北首脳会談で文在寅大統領と金正恩国務委員長が一緒に散策した青い橋で、今回新たに公開されました。

南北首脳会談当時、両首脳は「徒歩の橋」を散策し、橋の途中にあるベンチに座って30分間にわたって対話しました。

また、両首脳が記念植樹を行った場所も新たに公開されました。

記念植樹を行った場所には、「平和と繁栄を植える」と刻まれた石碑があります。

これらの場所は過去には一触即発の緊張が漂っていましたが、南北両首脳が共同警備区域の非武装化に合意したことで、平和を象徴する場所に変わりました。

韓国国防部は共同警備区域の韓国側一般公開について、軍事的緊張が緩和されたことを実感する機会となることを期待するとしています。

共同警備区域は軍事境界線上の板門店を中心に東西800メートル、南北600メートルの区域です。ソウルから62キロ、北韓の開城からは10キロしか離れていません。

1953年7月の休戦協定に基づいて設置され、韓国軍やアメリカ軍を中心とした国連軍と、北韓の朝鮮人民軍が共同で警備を行っています。

かつては共同警備区域では南北の兵士が自由に往来することが認められていましたが、1976年に共同警備区域内で作業中だった韓国軍とアメリカ軍の将兵に対して北韓の朝鮮人民軍将兵が攻撃を行い、アメリカ軍兵士2名が死亡、数名の韓国軍兵士が負傷したいわゆるポプラ事件発生後、南北に分離され、往来は制限されています。

韓国と北韓は共同警備区域内で観光客が双方の区域を自由に往来できるようにすることを目指していますが、今のところ実現していません。

共同警備区域は事前に見学を申し込めば、南北の首脳が散策した「徒歩の橋」や記念植樹を行った場所などを訪れることができます。

外国人は旅行会社を通じて申し込むことになります。

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