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折りたたみスマホ 低迷するスマートフォン市場の起爆剤になるか

#今週の経済の焦点 l 2019-09-23

© YONHAP News

韓国では今月6日、サムスン電子の折り畳めるスマホ「Galaxy Fold」が発売されました。239万8000ウォンという驚きの価格ですが、あっという間に完売し、入手は現時点でとても難しいものとなっています。

「Galaxy Fold」は、手帳のように本体を折りたたむことができます。開いた状態では7.3インチの画面になり、タブレットのように利用できます。画面を2分割または3分割する機能もあります。閉じた状態では外側の4.6インチ画面を利用し、普通のスマートフォンの感覚で使うことができます。

スマートフォンは、市場の成熟化に伴い、世界の出荷台数は2017年から2年連続でマイナスとなっています。こうしたなか、業界では、折り畳みスマホが、停滞する市場を活気づかせる「カンフル剤」になると期待されています。

海外の携帯メーカーも折りたたみスマホの発売に向けて動いています。中国の「ファーウェイ」は、10月に発売するとしており、「TCL」もこのほどドイツ・ベルリンで開かれた「IFA=国際コンシューマ・エレクトロニクス展」で、折りたたみ式のスマートフォンの試作品を発表しました。アメリカの「アップル」は、来年初めに折りたたみスマホを発売するとしており、「モトローラ」や「シャオミ」も競争に加わる構えです。

折りたたみスマホの市場は、速いスピードで拡大していくものとみられ、2023年には世界でおよそ4500万台が出荷されると予想されています。

本格的な幕が開けようとしている折り畳みスマホの時代。常に市場のニーズを先取りし、高い開発力とイノベーションによって市場での存在感を発揮していくことが韓国企業の課題といえそうです。

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