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第530話 「ウェブドラマ」をご存じですか?

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-11-21

玄海灘に立つ虹


韓国ドラマは地上波だけでなく、ケーブル局でもオリジナル作品がつくられているほか、日日ドラマ、月火ドラマ、水木ドラマ、金土ドラマ、週末ドラマなど、その枠組みも世界でまたとないと思えるほどの多さを誇ります。これだけドラマが盛んな韓国で、最近では「ウェブドラマ」が注目されるようになっています。


「ウェブドラマ」とは、YouTubeやポータルサイトに投稿される短編ドラマのことです。1話あたり10分ほど、長くても30分くらいと短く、スマートフォンで手軽に見れるため、中高校生をはじめ若い世代を中心に高い人気を得ていて、ドラマのジャンルの一つとしてすっかり定着した感があります。そうした人気を反映して、ポータルサイトがオリジナルの作品をつくったり、地上波でも、ネットで流すだけでなく、最初からテレビとネットの両方でオンエアすることを念頭にしてつくられるようにもなっています。たとえば、SBSは、『モンシュシュグローバルハウス』というドラマを、テレビ、ポータルサイトのネイバー、YouTubeなどを通じて今月中旬から放送を始めました。このウェブドラマは1話10分ぐらいで、全12話です。


ウェブドラマの人気の秘訣は、中高校生などの学校や家庭での生活、若い世代の会社や社会での生活が現実に沿った形で忠実に描かれていることが第一に挙げられています。たとえばウェブドラマ『インソウル』では、BTSのコンサートのチケットをゲットするため、学校での夜間学習をすっぽかす高校3年生のヒロインの姿が共感を呼びました。アイドルグループのコンサートチケットは、ネットのチケット販売サイトで夜の時間帯に販売開始となることが多いのです。インソウルは、BTSの大ファンの高校3年生のヒロインと、アイドルにうつつをぬかしている娘が不満な母親の話が中心になっています。1話あたり10分ほどの長さで、全15話。ポータルサイトのネイバーやJTBCで放送されていました。放送されていたと言いましたが、ウェブドラマは見ようと思えばいつでも、2度でも3度でも気軽に見られるコンテンツなのがテレビドラマとは違う点です。今年7月に初めて公開されてから、毎回200万回近く再生されています。


ウェブドラマに起用されるのは、若い世代に人気のアイドルが多いようですが、女優のキム・セロンやミン・ドヒなどもウェブドラマに出演していて、出演する側にとっても、テレビドラマとウェブドラマがそう区別されていないような雰囲気です。


制作サイドからみても、ウェブドラマは魅力あるコンテンツです。制作期間や制作費用がテレビドラマより格段に少なくて済み、ネットという特徴上、ストーリーのテーマを相対的に自由に選べるなど、いろいろな意味で敷居が低いからです。それに、字幕さえつければ世界中に発信できるのも大きなメリットとなっています。実際、日本にも韓国のウェブドラマが輸出され、一定の反響を得ているということです。

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