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新型肺炎、産業へ影響

2020-02-08

ニュース

ⓒYONHAP News

現代(ヒョンデ)自動車は4日、一部の部品の在庫が底をつき、蔚山など3カ所の工場の生産ラインを順次停止すると発表しました。

双竜自動車も4日、部品の調達が難しくなったとして平沢の工場の生産を一時停止すると発表しました。

中国では新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために春節の連休が延長され、中国内にある韓国系の部品工場が操業を停止したため、一部の部品は在庫が底をついています。

在庫がなくなった部品はワイヤハーネスです。

ワイヤハーネスは電源の供給や信号のやりとりに用いられる車内配線用の部品で、韓国系企業の中国工場で生産しています。

現代自動車は、南東部の蔚山、南西部の全州、中部の牙山に工場がありますが、部品の供給が途絶えたことで、7日までに全ての生産ラインを停止しました。

起亜自動車とルノーサムスン自動車も10日から工場の生産ラインを停止するということです。

GMコリアは今のところ生産に支障は出ていませんが、事態が長引けば部品の調達が難しくなり、中国にある部品工場が早い時期に操業を再開しない場合は生産ラインの停止に追い込まれる可能性もあります。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響は自動車業界に限られた問題ではありません。

製造業は費用節減のために中国に生産拠点を移した企業が少なくありません。

電子・半導体部門の企業が中国に生産工場を移すと、それに伴って関連部品を生産する企業も中国に工場を移しています。

程度の差があるもののすべての製造業で影響が出始めていて、中国に生産拠点がある企業はすでに生産に支障が出ています。

サムスン電子の家電製品を生産する蘇州(そしゅう)市にある工場、SKイノベーションがバッテリーを生産する滄州(そうしゅう)市の工場、LG化学がバッテリーを生産する南京(ナンキン)市の工場はすでに生産ラインを停止し、停止期間をさらに延長する方針です。

生産ラインを停止していない工場も、最小限の人員だけで稼働しているということです。

このように多くの企業が中国に工場があることから、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化すれば、最悪の場合、製造業全体が影響を受けるのは避けられない状況です。

多くの企業は韓国内にある部品工場、東南アジアの部品工場をフル稼働して被害を最小限にとどめるために力を入れていますが、対応には限界があります。

新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば問題は解決しますが、今のところ収束の目処は立っていません。

事態が長引けば製造業だけでなく経済全体への影響も無視できません。

新型コロナウイルスで外出を控える人も多く、航空、観光、外食、ショッピングなどの業種にもすでに深刻な影響が出ています。

武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大は深刻化していて、中国では多くの地域で移動制限措置がとられています。

企業の生産再開が延期されるなど中国経済の減速はほぼ確実とみられています。

中国は韓国の最大の輸出先であり、韓国の実体経済への影響は避けられないでしょう。

政府は、「実体経済の動きに目配りし、万全の対策を取る」としていますが、成長率の鈍化は避けられない見通しです。

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