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第555話 韓国プロ野球開幕、そしてロッテジャイアンツ!

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-05-12

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

5月5日、子どもの日に開幕した韓国プロ野球。当初は3月下旬から開幕予定でしたが、1ヶ月余り遅れての開幕となりました。試合は無観客で行われていますが、テレビの視聴率調査会社TNMSによりますと、ソウルなど全国5か所の球場で、5日に同時に行われた試合の中継で、視聴者が合わせて216万人もいたということです。スタジアムでは無観客でしたが、お茶の間は熱気に満ちていたのです。


KBO(韓国野球委員会)は、新型コロナウイルスの感染の推移をみながら、スタジアムの座席の20~25%ほどの観客の入場を段階的に行っていく計画でした。しかしソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)にあるナイトクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染が、こうした動きに待ったをかけることになりそうです。KBOの関係者は、「早ければ5月中にも観客に入ってもらおうという話もあったが、具体的に日程を決めたわけではなかった」とした上で、「週に2、3回開いているコロナタスクフォース会議で、また政府や球団との協議を通じて検討する」としています。現在各球団では、梨泰院のナイトクラブを訪れた選手がいるか、外国人選手を含めて把握してるところだということです。


さて、当分無観客の試合が続きそうですが、明るいニュースもあります。ロッテジャイアンツが、今年は一躍、単独首位に躍り出ています。ロッテジャイアンツは5日の開幕以来、破竹の5連勝を飾りました。ロッテの5連勝は2013年以来、単独首位となったのは2014年以来です。まだ5試合しか行われていませんが、その強さを分析する記事がいろいろと出ています。それらによりますと、後半に強さを発揮しているのが、今年のロッテの最大の特徴です。これまでの5試合で獲得した36点中3分の2に当たる24点を、7回以降に挙げています。10日に行われたSKワイバーンズとの試合で、6回まで0対0となっていましたが、アメリカ大リーグ、デトロイト・タイガースでプレーしていたディクソン・マチャド選手のホームラン(シーズン3本目)などで7回に4点を挙げ、そのまま4対0で圧勝しました。また8日もSKを相手に6回までは4対6で負けていましたが、7回で3点、8回で1点を挙げ延長戦に持ち込み、10回裏で9対8と粘り勝ちしています。


新しく球団長に就任したソン・ミンギュ氏が主導するチームの体質改善も、効果があったと分析されています。ソン団長は大リーグのシカゴ・カブスのスカウト出身で、先述のマチャド選手はソン団長がスカウトしてきた内野手です。ロッテは去年守備ミスが目立ち、失策数が10球団中最多(114)でした。起亞タイガースから移籍してきたアン・チホン選手(セカンド)とコンビを組んで、内野の守備が安定していると評価されています。ロッテは今のところ2失策となっています。マチャド選手は攻撃でも大活躍していて、ホームラン数1位タイ(3本)、打点3位タイ(8打点)です。


そんな球団を親会社のロッテも強くバックアップしています。ロッテグループの系列企業のロッテ製菓は、ロッテの選手たちが好むガムの強度、味、大きさ、左と右のあごの噛む力などを調べ、選手別に、オーダーメイドのガムをつくりました。(ガムを)かむという行為は緊張をほぐし、集中力を向上させるといいます。まずは、普段からガムをよくかみ、オーダーメイドのガムに関心を示した投手3人と内野手一人、捕手兼投手一人の合わせて5人の選手のためのガムがつくられました。選手の好みに合わせて、なおかつ身体のバランスに配慮し、「左と右の両方で噛むように」とか「主に左(右)でかむように」などの細かなディレクションもついています。


1992年に2度目の優勝を経験して以来、28年間優勝したことのないロッテジャイアンツ。親会社からの強力なバックアップとファンからの大きな声援を受け、「今年こそ!」という期待が高まっています。

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