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第560話 夏のラーメン大戦!

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-06-16

玄海灘に立つ虹

ⓒ NONGSHIM

この夏の韓国のインスタントラーメンのトレンドは、一言で言うと、「基本に立ち戻る」となるでしょう。インスタントラーメン大手、農心(ノンシム)、オトゥギ、三養(サミャン)食品の3社は夏におなじみの「ビビムミョン(混ぜ麺)」に集中しています。ビビムミョンは夏のインスタントラーメンの定番中の定番で、甘辛い赤いたれを混ぜていただく、スープなしのラーメンです。夏は暑いせいか、スープのないラーメンがよく食べられていて、ビビムミョンの市場は夏にそれだけヒートアップしています。


農心は今年4月、「カルビムミョン」という新製品を発売しました。これは普通のラーメンより太いカルグクスの麺を使ったビビムミョンです。カルグクスの麺はきしめんのような幅広の麺で、太いけれどもたれがよくからむ麺をつくることに集中したということです。たれのほうも、刻んだキムチを入れて、他のビビムミョンとの差別化を図りました。発売から1ヶ月余りで500万食が売れたといいます。


オトゥギは人気シリーズのジンラーメンシリーズの一つとして、3月末に「ジンビビムミョン」を発売。辛いことで知られるテヤンチョという種の赤唐辛子で辛さを際立たせると同時に、タマリンドという甘さと酸味のあるトロピカルフルーツをたれに使い、甘酸っぱい味を加えたのが特徴です。またほかのビビムミョンより20%ほど麺を増量しました。タマリンドは東南アジアで香辛料としてよく使われている、東南アジアでなじみのあるたれで、海外市場を攻略しようという意図があるのではないかとも分析されています。発売2ヶ月で2000万食が売れています。


三養食品は既存の激辛麺のプルダックポックンミョンをアレンジし、辛さを強調した「挑戦! プルダックビビムミョン」を3月に発売しました。基本の辛いたれにスコヴィル値1万2000のたれが別についています。スコヴィル値とは、トウガラシに含まれるカプサイシンという辛味物質の割合を測定したもの(通称SHU)で、日本の農林水産省のホームページに掲載されている食品中の平均的なスコヴィル値によると、タバスコソースが1,600 - 5,000となっていました。「挑戦! プルダックビビムミョン」の辛さがどれだけのものかわかります。


一方で、マニア向けの実験的なラーメンも継続して販売されています。ヒットを狙った商業的な商品ではなく、主に若い世代にブランドに馴染んでもらうためのラーメンで、SNS上で口コミが広まるという特徴を持っています。たとえばパルトは、おなじみの「パルトビビムミョン」にクリームスープの粉末を添えた「パルトBBクリームミョン」を2月に発売しました。BBクリームは日本でも使っている方がおられると思いますが、スキンケア・下地・ファンデーションの機能を持っている時短アイテムで、このラーメンのパッケージもコスメを連想させます。農心はチャムチマヨ(ツナマヨ)クンサバルを2017年から販売しています。ツナとマヨネーズを合わせたソースで混ぜて食べる大きめのカップ麺で、10代から20代を対象にした製品です。

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