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VRグローブを開発・販売する「フルダイブテクノロジー」

#韓国技あり企業 l 2020-11-16

週間経済フォーカス

ⓒ Full Dive technology Co., LTD

きょうご紹介した企業は、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市にあるIT企業、「フルダイブ・テクノロジー」です。2016年6月に設立され、VRヴァーチャルリアリティ=仮想現実の空間のなかで、実際に物体に触れているかのような感覚を再現するVRグローブを開発しています。

「フルダイブテクノロジー」が開発したグローブを着用するとこれまで仮想空間では感じることができなかった触覚を感じることができます。この技術は、教育実習や軍人・消防士の訓練に役立つほか、現場が重視される製造業でも便利に利用できます。


ⓒ Full Dive technology Co., LTD

「フルダイブテクノロジー」は、五感を通じて知識と経験を提供できるデバイスを目指しています。製造業は、工場で実際にモノを作らなければならないため、現場での作業のノウハウが重要です。しかし、家にいながらでも、現場で機械を動かしているような感覚で機械を制御することができれば、製造業に大きな革新がもたらされると考えています。

触覚を再現するには、硬さ・柔らかさなど圧迫感を感じる「圧覚(あっかく)」、熱さ・寒さを感じる「温覚」、痛みを感じる「痛覚」、それに表面のデコボコやフワフワ感などを感じる「表面材質感」の4つに分類される触覚を再現する必要があります。海外の競合他社は、このうち1つか2つしか再現できていないのに対し、「フルダイブテクノロジー」のVRグローブは4つすべてを再現しています。また、手と指の動きをデータ化する際の精度もとても高く、指のかすかな震えもとらえることができます。「フルダイブテクノロジー」は、16件の特許を保有しており、国内だけでなく海外からも投資を誘致しています。

韓国政府はVRとARを製造業や医療などさまざまな分野に拡大させるための規制改革ロードマップを発表するなど、国として後押ししていく方針を掲げており、「フルダイブテクノロジー」としても、ビジネスチャンスが広がることを期待しています。

半導体やスマートフォンに次ぐ未来の成長エンジンとして注目されているVR、AR技術。可能性の大きい市場で「フルダイブテクノロジー」がどんな活躍ぶりをみせるのか、楽しみにしたいと思います。

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