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アメリカの追加利下げ観測高まる 世界がFOMCに注目

#今週の経済の焦点 l 2019-09-16

© YONHAP News

アメリカFRB=連邦準備制度理事会が、今週開かれるアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施するとの観測が強まっています。

FRBのジェローム・パウエル議長は、現地時間の6日、アメリカ経済が景気後退に傾いているという見方に否定的な見解を示しました。一方で、「経済成長を持続させるため適切に行動するだろう」とも述べ、追加利下げの可能性を示唆しました。これを受けて、市場では、17、18日に開かれる連邦公開市場委員会で0.25ポイントの利下げをすると予想する見方が広がっています。

アメリカが利下げに踏み切れば、各国・地域の中央銀行も金融緩和に傾く可能性があります。主要国の中央銀行は、2008年のグローバル金融危機以来、落ち込んだ景気を回復させるため、長期間にわたり、超低金利政策を取り、金融緩和を続けました。そして、アメリカ経済が上向き、FRBが去年、4回にわたって政策金利を引き上げると、先進主要国や新興国もそれに追随して金融引き締めに舵を切る動きがみられました。ところが、景気が再び後退局面に向う兆しが現れていることから、利下げに転じる国が多くなっています。韓国銀行はことし7月中旬に、アメリカは7月末に利下げを行っています。

こうしたなか、アメリカが追加の利下げを決定すれば、韓国銀行も追加利下げに踏み切る可能性があり、韓国の政策金利は史上初めて1%を下回る可能性があるとみられています。

金利が下がると、企業としては資金を調達する際の利子負担が減ります。負担が減った分、企業は生産を増やすことができます。これによって、世界経済の減速懸念は和らぐ可能性が高いとみられています。

アメリカは、どのような決断を下すのか、17日から開かれる連邦公開市場委員会に世界の注目が集まっています。

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