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韓国の財閥グループのトップの間で目立つ世代交代の動き

#今週の経済の焦点 l 2020-10-19

週間経済フォーカス

ⓒ YONHAP News

現代自動車は14日、グループトップの鄭夢九(チョン・モング)会長が名誉会長に退き、後任に長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)総括首席副会長が就くと発表しました。20年ぶりにトップが交代し、創業家3代目による新経営体制が本格化する見通しです。鄭義宣新会長は、会長就任にあたり、環境に優しい移動手段の開発と実用化に意欲を示し、スマートモビリティサービス企業への変貌を目指す考えを示しました。

鄭義宣氏に突き付けられた当面の課題は、鄭夢九名誉会長が保有する株式を相続し、グループの経営権を安定的に維持することです。そのためには、グループの支配構造の再編や相続税を払うための財源確保が課題となっています。新型コロナウイルスの感染拡大で自動車の需要は落ち込んでおり、経営の立て直しも大きな課題です。

現代自動車のほかにも、サムスン電子、SKグループ、LGグループ、新世界グループ、GSグループ、韓進グループなどで世代交代が行われており、若い経営者の新しい経営スタイルに注目が集まっています。 

財閥グループの経営権継承をめぐっては、懸念の声も上がっています。グループ企業間で株式を持ち合う複雑な「循環出資」や系列企業に仕事を集中的に発注する慣行などは見直していかなければなりません。こうした弊害があるなかで、韓国企業の特殊な文化でもある世襲を強みとして生かすことも必要だとする見方もあります。

韓国の経済界を引っ張る40代・50代の若い経営者らが、世襲経営にまつわるマイナスの側面を乗り越え、経営能力を世の中に証明することができるのか、注目されます。

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