セウォル号惨事から10年、記憶と記録
2024-04-19
きょうご紹介した企業は、京畿道水原(スウォン)市に本社を構える、韓国ナンバーワンとされる大企業、「三星電子」です。
「三星電子」は、今月2日から4日間、京畿道で開かれたエネルギー関連の技術や製品・システムを集めた
「2018大韓民国エネルギー大展」で、革新的な節電・省エネ技術を披露しました。
なかでも風を吹き出さない「無風エアコン」は、大きな注目を集めました。無風エアコンは、冷たい風が体に当たるを嫌う人や、体調不良を心配する人が多いことに着目して開発したものです。最初つけると、強い風が吹き出て室内の温度をすばやく落とします。設定温度に到達すると、強い風は止まり、エアコンの前面に取り付けられたメタルパネルにある約2万個の小さな穴から極めて弱い風を送り出す仕組みで、世界で最初の「無風エアコン」となっています。
「三星電子」が今回の見本市で披露したESS=エネルギー貯蔵システムを採用した冷暖房機器も注目を集めました。料金が割安な深夜に電気をバッテリーに蓄え、それを昼間の時間帯に利用する仕組みのもので、消費者は電気代を節約し、電力会社はピーク時の電力の負荷を減らすことができます。
「三星電子」は、1969年に「三星電子工業株式会社」としてスタート。1976年には、カラーテレビを独自に開発し、1983年には半導体ビジネスを本格的に始め、1994年には携帯端末市場に参入しました。そして、現在、世界のプレミアムテレビ市場で50%のシェアを占めていて、半導体、スマートフォンの市場でも世界一のシェアを誇る企業となっています。
「三星電子」は、これからも技術革新の努力を続け、製品の競争力をさらに強化していきたいとしています。
2024-04-19
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2024-04-03