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経済

仮想訓練システムの開発に取り組む「IMT」

#韓国技あり企業 l 2018-11-12

ⓒ IMT

きょうご紹介した企業は、世宗(セジョン)特別自治市にある企業で、韓国の防衛産業をリードする企業と評価されている「IMT」です。

「IMT」は1997年に設立され、最初は自動検査システムなどを手がけ、翌年に軍需ビジネスに参入しました。


ⓒ IMT

防衛、産業、医療、災害など様々な分野で、実態に近い現場をコンピュータシミュレーションで再現し、高い臨場感を提供するVR=仮想現実の訓練システムは、効果的かつ安全な訓練を可能にします。コスト削減と生産性向上も期待することができます。

仮想訓練システムの開発は、高い技術力を必要とします。実態に近い現場を再現するためには、コンピュータ工学、電子、機械、光学、制御、通信、脳科学といった様々な分野の技術が必要です。「IMT」は、こうした技術をすべて保有しています。


ⓒ IMT

「IMT」は、技術を主に海外に依存していた仮想訓練シミュレータを独自の技術で開発し、国防部から高い評価を受けています。現在、最も広く使われているVRシミュレータは、航空機の操縦訓練用のシミュレータです。

これまで様々なプロジェクトに参加し、航空機の操縦訓練用のシミュレータを開発してきた「IMT」は、民間の航空会社向けの製品も開発しています。雪、雨、乱気流などの悪天候だけでなく、航空機のエンジンから出火し、バランスを失った航空機が片方に傾き、ひどく揺れ、操縦室の床からは煙が立ち上るといった緊急事態もリアルに再現できる技術を保有しています。

FAA=アメリカ連邦航空局による評価で最も高いレベル「D」のシミュレータを開発した「IMT」は、これまで蓄積してきた技術を、いろいろな現場に適用していきたいとしています。

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