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経済

固形の歯磨き粉を開発した「ソルセラピー」

#韓国技あり企業 l 2019-01-28

© SALTHERAPY

きょうご紹介した企業は、ソウル市松坡(ソンパ)区にある中小企業で、固形の歯磨き粉を開発した「ソルセラピー」です。「ソルセラピー」は、2017年にホ・ジェヒョン代表が設立した、株主・社員が1人の一人会社です。

ホ・ジェヒョン代表のお父さんは、40年間、食用塩を製造・販売するビジネスをしてきました。その影響で、ホ・ジェヒョン代表は塩を使ったビジネスに興味がありました。塩が口の健康に良いことは知っていたため、塩でつくった歯磨き粉をつくろうと思いました。界面活性剤など、健康への影響が心配されている化学成分を一切排除し、塩、プロポリス、キシリトールなど天然の成分だけでつくろうとした結果、固形の歯磨き粉になりました。固形にすることで、防腐剤を排除することができました。 

「ソルセラピー」が開発した固形歯磨き粉「トゥースタブ」は、国の公認試験機関であるKOTITI(コティティ)が実施する12種類の有害物質検査をクリアしました。

ところが、当時としては新しい固形の歯磨き粉は、なかなか売れませんでした。製品の認知度を上げるための方法を探していたホ・ジェヒョン代表は、クラウドファンディングサイトに着目し、「カカオメーカース」で「トゥースタブ」を紹介しました。

錠剤のような形をしていて、口に入れて泡が立つまで噛み砕き、口をゆすぐだけで、いつ、どこでも手軽に歯磨きができる「トゥースタブ」をみた消費者の反応は熱く、「トゥースタブ」はあっという間に品切れになってしまいました。

その後、売り上げは順調に伸び、去年は、ベトナムとタイの見本市でもそれぞれ紹介され、現在、輸出に向けた商談が進められています。

父の背中を見て育った若いCEO。彼がつくる製品は、歯磨き粉市場の変化をリードしています。


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