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経済

韓国とカンボジアとのFTAがもたらす経済効果

#今週の経済の焦点 l 2020-06-22

週間経済フォーカス

ⓒ YONHAP News

韓国政府は15日、カンボジアとのFTA=自由貿易協定の交渉を7月にも始めると発表しました。

韓国とカンボジアの間の貿易は、2007年に発効した韓国とASEANとのFTAが適用されています。こうしたなかで二国間FTAを推進するのは、これまでより市場開放のレベルを高め、経済協力をさらに拡大する狙いがあります。

カンボジアの1人当たりの名目GDP=国内総生産は、2018年の時点で1500ドルにとどまっていますが、アンコールワットに代表される豊かな観光資源を保有しており、海外からの投資の積極的な誘致によってこの20年間、年平均7%以上の成長を達成しています。また、人口のおよそ半分が25歳未満であることなど、若い労働力が豊富で、経済活動参加率もASEAN諸国のなかで最も高い水準にあります。

2019年の時点で、韓国からカンボジアへの輸出額は7億ドル、カンボジアから韓国への輸入額は3億ドルで、貿易額は10億ドルとなっています。カンボジアへの主な輸出品目は中古車や貨物自動車といった自動車で、飲み水などの飲料、繊維製品なども主な輸出品目です。韓国がカンボジアから最も多く輸入しているのは服や靴などの衣料品です。韓国のアパレルメーカーがカンボジアに生産工場をつくる形で進出し、そこで生産された製品を韓国に輸入する形が多くなっています。

カンボジアは成長の可能性が大きい国ですが、一方で、インフラの不備や汚職の蔓延、労働生産性の低さなど、課題も存在します。2018年時点でのカンボジアの労働市場競争力は世界133位にとどまっています。また、ほかの主要国もカンボジアに注目しており、現地市場をめぐる競争が激しいことも見過ごしてはなりません。

将来に向けて、チャンスとリスクが共存しています。来月始まるFTA交渉では、チャンスは広げ、リスクは抑える賢明な戦略を練り、韓国とカンボジア両国がともに成長するための道を探ることが課題となっています。

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