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文化

キム・イウンの短編小説「ある葬儀屋の幸せな創業計画書」

#ラジオ図書館 l 2019-06-04

ラジオ図書館

ⓒ Getty Images Bank

予想もしなかった家族旅行に関する話だ。


家族がいっしょにどこかへ出かける風景は何の問題もないはずなのだが、

うちの家族旅行は他とはちょっと違う。

私たちに与えられた時間はたったの1時間半。

私たちは父親のいる所へ向かう。急がなければならない。


때 아닌 가족 여행에 관한 이야기.


남들 다 성묘하고 차례 치르고 식구들끼리 삼삼오오 모여 나들이 가는 시절이니

외형만 보자면 이상하달 것도 없겠으나.

우리의 가족 여행은 사뭇 남달랐으니.

우리에게 주어진 시간은 단 한시간 반.

우리는 아빠에게 간다. 뭐 빠지게 달려야 해.



#インタビュー:文芸評論家 チョン・ソヨンさん

この家族が無事に父親のいる島に着いたとしても補償金の問題で長い時間争うことになるでしょう。主人公の大学時代の友人の死からも分かるようにお金の問題は人々を死という破局に追いやることもできます。主人公はお金のために家族全員が疾走するこの道の先に死という出口が待ち構えているかも知れないと感じています。



私は、今、信島(シンド)という島にいる。みんなでこっちに来い。

島に来れば補償金を誰にあげるかを話してやる。

来ない人には何もない。


나 지금 신도에 있다. 모두들 이리 와라.

누구한테 보상금을 줄지 말해줄 테니.

안 오면 보상금은 모두 잊어야 할 거야



その時の時刻は午後5時40分きっかり。

信島(シンド)へ向かう最後の船は午後7時10分に出ます。

髪の毛の薄い母親の愛人はアクセルを踏みはじめました。

スピード違反を取り締まるカメラが見えても誰も気にかけません。



もうすぐ、この道の先がサンモク船着場だ。

家族全員を乗せた車が疾走する。

あとは車を止めて、船に乗り込むだけだ。


ところが。車が止まらない。

高く、遠くから飛行機が近づく。

船はもっと近くなった。

飛行機と船、そして私たちを乗せた車が三角形の頂点から

互いに向かって高速で疾走する。

3つの点が一カ所で出会ったらどうなるのだろう。

7時07分07秒。


길의 끝, 드디어 삼목선착장이다.

가족 모두를 태운 자동차가 길 끝을 향해 질주하고 있다.

이제 차를 멈추고 배에 오르면 된다.


그런데. 차가 멈추지 않는다.

저 높이, 멀리서부터 비행기가 다가왔다.

그리고 배도 더 가까워진다.

비행기와 배, 그리고 우리를 태운 자동차가 삼각형 꼭짓점에서

서로를 향해 고속으로 질주한다. 

세 개의 점이 한 곳에서 만나면 어떻게 될까.

일곱시 공칠분 공칠초




作家:キム・イウン(1973年~ 、ソウル生まれ)

デビュー:2002年 現代文学「イリジロフのハサミ」

作品:小説集「マダガスカル自殺予防センター」など多数

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