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文化

フンブとノルブ

#韓国の昔話 l 2021-06-29

韓国の昔話

ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

昔々、ある村にフンブとノルブという兄弟が住んでおりました。

両親が亡くなると、欲深いノルブは財産を一人占めしようと、

弟のフンブの家族を家から追い出しました。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

フンブはお腹を空かせて泣く子どもたちのために、

食べ物を分けてもらおうとノルブの家を訪ねました。


「お義姉さん。ご飯を少し分けてもらえませんか」

「何ですって?ご飯をくれ、ですって?」


ノルブの妻は持っていたしゃもじでフンブの頬を引っぱたきました。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

辛く長かった冬が過ぎ、春がやって来ました。

フンブの家の軒下にもツバメが巣を作りました。


そんなある日、大きな蛇が軒下のツバメの巣に向かって

柱を這い上っているではありませんか。


「悪い蛇め!あっちに行け!」

「あれを見て!卵から孵ったばかりの雛が巣から落ちているわ」 


フンブはツバメの脚を手当てし、巣に戻してやりました。   

ひと月ほどが経つと、ツバメは家の周りを飛べるほど元気になりました。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

翌年の春、ツバメたちがフクベの種をくわえて飛んできました。

フンブがその種を庭に植えました。芽をふいたフクベはすくすく育ち、

花を咲かせ、大きな実をたくさんつけました。


「よいしょよいしょ。のこぎりを引きましょう」

「よいしょよいしょ。フクベを割りましょう」


フクベの中にあった箱からはお金と米があふれ出しました。

フンブの家族は裕福に暮らすことができるようになりました。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

フンブから一部始終を聞いたノルブは、自分の家の軒下にあるツバメの巣に

すっと手を伸ばし、ツバメの雛を取り出し、脚を折ってしまいました。 

そして、怪我をしたツバメの脚に糸を巻いてなおしてやりました。


翌年、ノルブはツバメはくわえてきたフクベの種を庭に植えました。

庭に植えた種はすくすく育ち、大きなフクベがなりました。


果たしてノルブのフクベには何が入っていたでしょう。 


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

フクベから現われた泥棒の輩と今の警察官に当たる捕卒=ポジョルたちが

ノルブの家を壊し、ノルブ夫婦をこらしめました。


「やさしいフンブを苦しめ、追い出したお前の罪はお見通しだ!」

「二度と悪いことはしません!どうか許してください」


持っていたものをすべて取り上げられたノルブはお腹を空かせ、

とぼとぼとフンブの家に向かいました。

心のやさしいフンブはそんなノルブの家族を温かく迎え入れました。

そして春になると飛んでくるツバメたちとも幸せに暮らした、とさ。

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