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論点

朴恒緒監督の魔法

2018-12-23

ニュース

ⓒYONHAP News

東南アジアの王者を決めるサッカーの東南アジア選手権、スズキカップは、ベトナムが優勝しました。

スズキカップは東南アジアの国々のワールドカップ大会とも言われています。

15日、ベトナムのハノイで決勝第2戦が行われ、韓国の朴恒緒(パク・ハンソ)監督率いるベトナムがマレーシアに1-0で勝ち、優勝しました。

マレーシアで行われた決勝第1戦は2-2の引き分け、第2戦はホームのベトナムが1-0で勝ち、第1戦と第2戦の合計3-2となって、ベトナムは5大会ぶりに王者になりました。

ベトナムは予選リーグを3勝1引き分けで勝ち上がり、準決勝2試合2勝、決勝2試合1勝1引き分け、この大会8試合6勝2引き分けと、一度も敗けずに優勝を果たしました。

ベトナムは過去16試合のAマッチで一度も敗けていません。

朴恒緒監督は去年10月にベトナム代表の監督に就き、ベトナムは3カ月後のことし

1月にAFC23歳以下選手権で決勝に進出、東南アジアの国としては初めて準優勝を果たし、8月のジャカルタ・パレンバン・アジア大会では史上初めて準決勝に進出するなどしました。

ベトナムは朴恒緒監督就任後、これまでにない成績を収め、朴恒緒監督はベトナムのサッカーファンから絶大な人気を得ています。

朴恒緒監督は2002年に韓国と日本が共同開催したワールドカップ大会で、ヒディンク監督のもとで韓国代表のコーチを務め、韓国代表の準決勝進出に貢献し、Kリーグで監督を務めたことがありますが、選手としても、監督としても、さほど注目を集めたことはありませんでした。

そんな朴恒緒監督はベトナム代表の監督に就いたあと、ベトナムのサッカーの現状を綿密に分析、把握し、選手一人ひとりに合ったトレーニングと戦術を適用しました。

また、選手一人ひとりの実力を十二分に引き出し、それを一つにまとめることに努めました。

選手はそんな朴恒緒監督を信頼し、その結果としてこれまでにない成績を収めることができたとされています。

朴恒緒監督のリーダーシップはベトナムの経済成長モデルとしても注目されているということです。

ベトナムのグエン・スアン・フック首相は19日、部品素材産業活性化に関する会議で、10分以上にわたって朴恒緒監督のリーダーシップに言及しました。

グエン・スアン・フック首相は、朴恒緒監督を外国人投資企業に、選手を現地企業に例え、二つを連携、調和させることでシナジー効果を生み出し、単独では得られない大きな結果を出すことができると強調し、朴恒緒監督は連携と調和を通じて新たな力を作り出したと指摘しました。

そのうえで、企業は朴恒緒監督のリーダーシップを経済成長モデルとして、グローバルな競争力を育んでいくべきだとしました。

朴恒緒監督は韓国とベトナムの友好関係増進の架け橋の役割も果たしていて、韓国とベトナムではそれぞれ相手の国に対する好感度が高まっています。

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