ヨンシク(영식): | 결혼은 인생의 무덤이다. (結婚は人生の墓場だ) |
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ジュニョン(준영 ): | 그 무덤 안에 유주 씨랑 같이 있으니까 좋은데요? (墓の中に彼女と一緒にいられる) |
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ヨンシク(영식): | 아이고, 아주 그냥 콩깎지가 제대로 씌였네. (コンカッチガ チェデロ シヨッネ) (目が完全に曇ってる) 중증이야, 중증. (重症だな) |
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(눈에) 콩깍지가 씌이다---[諺] 欠点が見えないほど相手を好きになっていること
この表現には“눈에 콩깍지가 씌이다”という諺が使われています。諺を直訳すると、「目に豆殻がかぶさる」という意味で、目がふさがって前が見えないことを、恋愛中に欠点が見えないほど相手を好きになっている状態に例えています。今日のフレーズはこの諺に、「きちんと、満足に、すっかり」などの意味をもつ副詞“제대로”が挿入されて、文末は過去形の友達口調になっています。したがって“콩깎지가 제대로 씌였네”の意味は、「目が完全に曇っている、すっかり惚れこんでいる」、俗語的な表現では「ベタ惚れだ、ぞっこんだ」などと訳すことができます。
ちなみに“눈에 콩깍지가 씌이다”は、日本語だと「あまたもえくぼ」に相当する諺。韓国語でも以前に紹介した“재 눈에 안경(自分の目に眼鏡)”が同じような意味で使われています。合わせて覚えてみてください。
① タバコを嫌う友人がタバコを吸う彼氏の姿が格好いいと褒めた時にこの一言 → 콩깎지가 제대로 씌였네(すっかり惚れこんでるね)
② 彼女のわがままを何でも聞いてあげる彼氏にこの一言 → 콩깎지가 제대로 씌였네(ぞっこんだね)