ホンパプ（一人ご飯）、ホンスル（一人飲み）、ホンヘン（一人旅）、ホンヨン（一人映画）。
韓国でも日本と同じように「お一人様」を楽しむ人が増えていることから、こんな言葉をよく見聞きするようになりました。

インターネットのショッピングサイト「イエス24」が６月１日から５日まで行ったアンケート調査に応じた5864人（うち女性が4398人）の回答をもとに、「お一人様」に対する韓国人の考えをみてみましょう。回答者を年齢別にみると、一番多いのは30代（2096人、36%）、次いで40代（32%）、20代（22%）となっています。この人たちが、一人ご飯、一人飲み、一人映画、一人旅の中で一番難しいと考えているのが一人飲み（外飲み）で、51%（2277人）が難しいと回答しています。「一人で外飲みをしたことがない」という回答が4512人（77%）と圧倒的に多く、一人で飲むのは勇気が要ることがわかる結果となっています。次に一人旅（35%）で、一人ご飯（７%）と一人映画（６%）はやさしいと考えていることがわかりました。

ちなみに一人飲みは「年に１、２回している」が９%、「月に１、２回」が６%でした。一人ご飯をどれくらいの頻度でしているかについては、週３回以上という回答が最多で、1201人（20%）、「週１回から２回」と「毎月１回から２回」がそれぞれ18%、「一人でご飯を食べたことがない」が20%でした。また、この１年の間に「一人で映画を見たことがある」が2152人（48%）、「一人で旅行したことがある」が853人（19%）でした。

お一人様をする理由については、「何ら不便がないから」（59%）が最多で、次いで「他の人となかなか時間が合わないから」（21%）、「共にできる人がいない」（16%）などの順でした。反対に、一人で何かをするのは気が引ける理由としては「一人より人と一緒にいるほうがよいから」（41%）、「人間関係がよくないと言われそうだから」（21%）、「一人が嫌だから」（19%）などでした。

また、一人ご飯、一人飲み、一人映画、一人旅をすることについて、年齢別に微妙な違いがみられました。一人で映画を見たことがあるかという問いに「ある」と答えたのは、20代が67%でしたが、40代は44%と一気に少なくなりました。一人映画についても20代は52%が「とても肯定的だ」と考えていますが、40代ではこの回答は29%にとどまっています。