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東新大学を卒業した芸能人たちの学位が取り消されることになり、話題になっています。

東新大学は1986年に開校した全羅南道羅州市の私立４年制総合大学です。複数の芸能人が在籍していましたが、テレビ出演等の実績を授業への出席として扱っていたとする疑惑が昨年８月に浮上し、大学側はこれを否定していました。しかし、教育部は今月14日にこの疑惑について事実とする調査結果を発表。芸能人７人の学位を取り消すとしました。同大学はこれを受けて一転疑惑を認め、「一部の規定に不備があった。今後、規定の整備および補完を進める」と説明しました。同大学の放送芸能学科は芸能活動を出席として認める方針があるものの、以前はこれが明文化されておらず、明文化されていない時点で同大学を卒業した芸能人が対象となったようです。また、同大学は芸能活動をしている学生の一部に特別奨学金を支給していたことも明らかになり、ほかの学生との平等性が問題視かれています。

今回の調査により学位を取り消された芸能人はHighlightのユン・ドゥジュンさんやヨン・ジュンヒョンさんなどで、BTOBのソンジェさんも在学中です。問題となった芸能人７人のうち６人が大学在籍当時CUBEエンターテインメントに所属していました。このことから、事務所と大学との間に何らかの取引きがあったのではないかと指摘されています。同事務所はこれについては「確認中」とだけコメントしており、芸能人は被害者だとする世論が高まっています。

今回の件に限らず、ここ近年韓国では、CN BLUEのヨンファさんや２AMのチョ・グォンさんをはじめとする芸能人の裏口入学や不正な卒業が相次いで表面化しています。韓国では学歴が重視されるため、芸能活動をするとしても大学を卒業しておいたほうがいいと考えられる傾向があるという理由のほか、学業を理由に軍隊に入るのを遅らせられるということも理由に挙げられます。世の中の人々の不公平感を解消し、こうした問題が起こるのを防ぐには、学業、芸能活動、軍隊などそれぞれにおいて関係する事項のルール作りを進める（抜け道をなくす）のが一番の方法なのかもしれません。