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ライフスタイル

第508話 到着時免税店について

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-06-13

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

帰国時や入国時に、到着エリアで免税品の買い物ができる「到着時免税店」が先月31日に仁川空港にオープンしました。

到着時免税店は第1ターミナルに2か所、第2ターミナルに1か所設置されていて、お酒や香水、化粧品、記念グッズなどが販売されています。ただ、たばこは置いていません。免税率が高く、韓国国内で違法に販売されるおそれがあるからです。電子タバコはあります。他にも検疫が必要な果物や畜産加工品もありません。


到着時免税店は、出国した空港のチェックインカウンターで預けた荷物を受け取る手荷物受取場のそばにあるので、韓国に来られた日本の方も利用できます。購入額の限度は、韓国人・外国人いずれも1人当たり600ドルです。ただ、お酒は成人一人1本、1リットル以下、400ドル以下のもの、香水もひと瓶、60㎖以下なら、600ドルを超えた状態でも買えます。限度額が設定されているので、置かれている商品も高価なブランド品はなく、化粧品も韓国ブランドが多いです。


酒類は海外の人に好まれそうな韓国の国産酒が揃っているので、韓国滞在中に飲もうという人はここで買えば市内で買うより安く飲めます。国産酒の他にもウイスキーなどの洋酒もあります。到着時免税店のこれまでの売り上げでトップを占めたのはお酒でした。洋酒は海外の免税店でも買えますが、重たいしかさばるということで、韓国に到着した時点で買える点が韓国人旅行者に歓迎されているようです。次いで化粧品、食品、香水の順でした。化粧品については、出張で海外に行ってきたご主人で、「仕事で忙しくて奥さんへのお土産を買いそびれのだが、到着時免税店があったので奥さんのための化粧品を買えたのでよかった」という意見もあったそうです。


到着時免税店はどこも出発時免税店に比べて規模が小さくなっており、海外ブランドの商品があまり置かれていないなど品揃えが豊富とはいえませんが、通路が広くなっているのが特徴です。キャリーバッグを引いていたり荷物が多い人の利用が多いことが考慮されているからです。


また、ホームページを通じた事前予約サービスも行われています。仁川空港第1ターミナルに到着時免税店を展開するSM免税店では、仁川空港に到着する前日の夜9時までに、ホームページで商品を予約しておけば、空港内のピックアップデスクで商品の受け取り、精算をすることができます。ただ、商品によって予約できる時点に違いがあり、予約できる商品は酒類に限られていました。それに何より日本語では予約サービスは利用できないようになっていたのが残念な点です。

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