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ライフスタイル

第532話 スポーツバラエティー番組が増えています

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-12-05

玄海灘に立つ虹


スポーツを素材にしたバラエティー番組が増えています。

引退したスポーツ選手が芸能界で活躍することが増えていて、スポテイナー(スポーツスター+エンターテイナー)と呼ばれていますが(カン・ホドン、ソ・ジャンフン、アン・ジョンファンなど)、それだけではありません。バラエティー番組でありながらもスポーツ競技をメインにしている番組が、バラエティーという分野にとって新たな活力となっています。


スポーツバラエティー人気をリードしているのは『ムンチョヤチャンダ(団結して一つにならないと蹴れない(サッカーができない)という意味)』(JTBC)です。平日の夜に放送されていましたが、マニアだけでなく大衆的な人気を得るようになったことから、日曜日の夜に放送時間が移されました。平均視聴率6~7%という高さを誇ります。「レジェンドたちの朝サッカー」というのが番組のサブタイトルで、そのタイトルどおり、ホ・ジェ(バスケットボール)、イ・マンギ(シルム)、ヤン・ジュニョク(野球)、イ・ボンジュ(マラソン)など往年のスポーツスター(一部現役も)たちが一堂に会し、アン・ジョンファン監督のもとでサッカーに挑戦、社会人サッカーチームなどと対戦を重ねることで成長していくという内容の番組です。スポーツ中継で有名なMCやコメディアンなども加わって、バラエティーとしてのお笑いのポイントも押さえています。


また、先月30日から放送されているKBSの『シルムの喜び』は、シルムの大会の模様を見せてくれています。シルムで最高位のチョナジャンサ出身のイ・マンギやMCたちがいますが、あくまでもメインはシルムの選手たちです。16人の若手選手が、チョナジャンサのタイトルをかけて対戦します。この番組のチーフプロデューサーは、「30年前にシルムはそれこそ全国民的なスポーツで、当時シルムの視聴率は68%だった」として、「その頃のようなシルムの魅力を新たに伝えたい」と話しています。


こうしたスポーツを素材にしたバラエティー番組が増えていることについて、大衆文化評論家のチョン・ドクヒョンさんは「スポーツ競技は「脚本のないドラマ」とも呼ばれているが、実は、テレビを見る視聴者にとっても、バラエティー番組にとっても、スポーツが持っている意外性やゲーム性のようなものが長い間親しまれてきた」として、突然降ってわいたようなブームではないと話します。実際、これまでも、『天下無敵野球団』(2009、KBS)や『ウリドンネ芸体能(邦題:うちの町内芸)』(2013、KBS)などが放送され、人気を博しました。しかし最近登場しているスポーツバラエティーは、出演者のトークやちょっとしたゲームを通じて楽しませるだけではなく、スポーツの技能的な楽しさを忠実に伝えることに集中しているのが、以前のスポーツバラエティー番組とは異なる点です。


tvNの『RUN』もそうです。RUNは俳優のチソンの初めてのリアリティ番組出演作です。チソンがほかの俳優らと4人で、イタリアのフィレンツェで行われるフィレンツェ・マラソンに参加して走るまでの過程が描かれるということで、来年1月に放送予定です。RUNのプロデューサーは「マラソンを通じて健康管理をする人が増えている」として、「走ることの代理満足と癒しを感じてもらいたい」と話しています。他にも1月からはSBSで『ハンサムタイガーズ』(バスケ)が放送予定ですし、ケーブル局のSBSプラスでは『タハムケチャチャチャ(一緒に蹴れ蹴れ蹴れ)』(フットサル)がすでに11月5日から放送されています。

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