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ライフスタイル

お金持ちに対する認識

#マル秘社会面 l 2020-06-24

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

日本ではお金持ち、富裕層に関するイメージや認識はどうでしょうか?お金持ちと言えばどんな人を想像するでしょうか。韓国ではいまだに財閥などという言葉が残っているくらいなので、お金持ちと言えば一番に思い浮かぶのがサムスンや現代などのオーナー一族、あるいは大韓航空のオーナー一族などでしょうか。

そしてなぜか映画やドラマで描かれるそういうお金持ちのイメージというのは、うらやましいものの、決して尊敬できるようなものではありませんでした。豪華な衣装を着て、高級外車を乗り回し、裏では国の権力と手を結び悪いことをしている、そんな場面がたくさん登場します。

ミニトウデー社が2004年から毎年「堂々としたお金持ち」という主題で世論調査を行ってきました。これまで冷たいばかりだったお金持ちに対する認識が今年はじめてかわりました。

全国の男女1千人を対象に行った「堂々としたお金持ち」国民世論調査の結果、お金持ちに対する好感度が今年は10点満点の平均5.06点でした。これは2004年から行っているこの調査では、2006年の5.28点に続く2番目に高い点数でした。

お金持ちに対して好感を持っている人(点数が6点以上の人)は全体の26.9%で、嫌いな人(点数が4点以下の人)の25.6%よりも多くなっていました。この好感を持っている人の方が多いというのも13年ぶり、2007年以来はじめてです。ちなみに中立層(点数が5点の人)が48.8%で圧倒的に多いのはいつもと同じでした。

このようにお金持ちに対するイメージが良くなった理由としては「社会還元が増えた」が最も多くなっていました。ちなみに去年は「社会的な特権意識が減った」というのが一番多くなっていました。

一方でイメージが悪くなった理由としては「社会的な特権意識」や「不法、脱法的な行為」などが多くなっています。

そして特に今年の結果の特徴としては若者層のお金持ちに対する認識が好転していることです。若者層ではお金持ちを認め、尊敬するという答えが、ほかの年齢層に比べて多くなっていました。お金持ちを尊敬する理由としては「自分の努力で富を成し遂げた」「雇用創出など国家経済に寄与している」などが挙げられています。

韓国でお金持ちに対する社会的な認識が悪くなったきっかけの一つが「スプーン階級論」の登場ではないでしょうか。2015年のことでした。「親の職業や経済力によって人生が決定され、本人の努力では社会での階層が上昇することはない」という考え方を象徴する言葉で、「金の匙、土の匙」という言葉は今でも頻繁に使われています。

若者層のお金持ちに対する認識が良くなっているのは、人生に対する若者たちの前向きの姿勢の表れで、ようやく「スプーン階級論」から脱皮できるようになったということでしょうか。今年は新型コロナという新しい敵が登場しています。新型コロナと生きる社会でのお金持ちの役割と働き、注目されます。

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