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ライフスタイル

第568話 国会議員は国会でワンピースを着てはだめ?

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-08-11

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

7月4日、野党・正義党のリュ・ホジョン(柳好貞)議員がワンピースを着て国会本会議に出席したことで、大きな話題をさらうとともに、賛否両論を巻き起こしました。「国会という場に合わない。場所をわきまえていない」、「国会に制服でもあるのか」などと賛否が分かれています。


リュ・ホジョン議員は1992年8月9日生まれの27歳。現在の韓国国会では最年少の議員です。慶尚南道昌原(チャンウォン)市の女子校から梨花女子大学に進学。専攻は社会学。左派・革新系の「正義党」に所属し、今年4月に行われた総選挙で正義党の比例代表候補1位として当選しました。この総選挙で正義党は、選挙区から1人当選、比例代表からはリュ議員を含め5人が当選し、現在、韓国国会の全議席300のうち、6議席を有しています。


賛否両論と言いましたが、支持される層からは圧倒的な支持を受けているようです。というのは、彼女が着たワンピースが引く手あまたで、一部のオンラインサイトでは売り切れになっているのです。彼女が着たワンピースはラップワンピースと呼ばれるもので、身体に巻きつけるようにして着用するワンピースです。巻きつけて絞り込む形なのでウエストラインが強調されます。またリュ議員の場合はピンク色に赤などの柄のある鮮やかな色合いの、膝上丈の短めのワンピースでした。


このワンピースは韓国のヤングカジュアルブランド「ジューシージュディー」の製品で、値段は15万9千ウォンですが、メーカーのサイトでは夏のバーゲンセールなどで9万8100ウォン、一部のオンラインサイトでは8万ウォン台でも購入できるところもあるそうです。ジューシージュディーは20代から30代の女性にコストパフォーマンスに優れたブランドとして定評があるそうで、ジューシージュディーの関係者は「もともと人気のある製品だったが、リュ議員が着てからは本社だけでなくほかのサイトでも売り切れが相次いでいて、リュ議員が着たことが売れ行きに影響しているのだろう」と話しています。


リュ議員自身は、ワンピース姿が物議をかもしていることについて、「ホワイトカラーでもスーツを着ている人は一部」だとして、「市民を代弁する国会だからこそ、仕事服としてどんな服でも着れるべき」だとしています。与野党の議員らは、「権威的で旧時代的な服装の慣行を打破すべきだ」と声を揃えています。正義党のシム・サンジョン代表は、「ワンピースは多くの女性の通勤服」だとし、野党・未来統合党のチュ・ホヨン院内代表は、「リュ議員の服装を問題視するのは大きな誤り」だとしています。政界の一部では、「若い世代の議員が増え脱権威主義の雰囲気が強くなっていることから、リュ議員の服装に真っ向から異論を唱えるのは難しいものがあるのだろう」という見方もあります。


韓国の国会法には、「国会議員の品位の維持」という包括的な条項があるだけで、服装に関する規定はありません。しかし過去、女性政治家はジャケットにスカートを着なければならないという不文律がありました。1993年、パンツスーツ姿で国会に出席したファン・サンソン環境処長官がしばしパンツのポケットに手を入れたとき、男性議員から「女がズボンを着て生意気だ」という声が上がったのだそうです。


今国会では議員会館でTシャツを着て仕事をする議員もかなり目につき、ネクタイをしめずにラフな服装で党の会議に出てくる男性議員も多いそうです。国会関係者は「スーツ姿であるべきだという認識は薄くなっているようだ」としましたが、「どんな服でもよいというわけではない」と話しています。 

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