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ライフスタイル

第650話 やっぱり偉大なBTS!

#アジュンマの井戸端会議 l 2022-04-12

玄海灘に立つ虹

ⓒ BIGHIT MUSIC

韓国の男性7人組グループ、BTS(防弾少年団)がアメリカ・ラスベガスを紫色に染めました。現地時間の4月8日から、アメリカ・ラスベガスでBTSのコンサート『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS』が開催されるのに合わせて、都市全体がBTSを象徴する紫色に染まっている様子が報道されていました。

この公演は現地時間の8日、9日、15日、16日の4日間、合わせて4回行われます。公演初日の8日、主催者側によると5万人の観客が入場したということです。ラスベガスとしても気合が入るのも当然と言えば当然のことで、ラスベガス観光の目玉と言われるベラージオ噴水ショーでは、BTSの曲に合わせて噴水が踊っています。ホテルのレストランの中にはメンバーたちがよく食べる韓国食でコース料理が用意されているところもあるほどの盛り上がりぶりです

BTSのアメリカでのオフライン・コンサートは、公演自体ももちろん注目されていたのですが、実はもう一つ注目された出来事がありました。初日の公演に先立ち現地で行われた記者懇談会で、所属事務所のHYBE(ハイブ)が初めて、BTSの兵役問題についての明確な立場を明らかにしたのです。HYBEのイ・ジンヒョンCCO(コミュニケーション総括)が、「HYBEはBTSというアーティストがどこまで成長できるか見守っていきたい。社会的にも国会でも議論が成熟したものとみられる。早く結論を出していただければ」と話し、受け取り方によってはBTSの「兵役免除」を促すような内容の発言をしたということで注目されました。

また、「BTSのメンバーは以前から、入隊する意思を明らかにしてきたし、その考えは今も変わらない」としましたが、「兵役制度が変化し続けていることから、入隊する時を予測するのが困難になり、メンバーが、それぞれ個人の計画を立てられないのが辛いと感じているのも事実」だとして、「今国会で兵役法の改正について速やかに議論していただきたい」と強調しました。去年改正された兵役法では、大衆文化・芸術分野で優秀な実績を挙げた者について、文化体育観光部長官の推薦を受けた場合に限り、30歳まで入隊を延期することができるようになっています。グループ最年長で1992年生まれのジンは、この改正に基づき、今年末まで入隊が延期となっている状況ですが、兵役法がさらに改正されなければ来年は入隊となります。


ちなみに、5月10日に行われるユン・ソンニョル次期大統領の就任式でBTSの公演を検討しているとの報道が出た途端、政権引き継ぎ委員会のホームページには「芸能人を政治に利用しないでほしい」と抗議する書き込みが殺到しました。この問題は結局、「予算の関係で実現できなかった」と引き継ぎ委員会が発表したことで一段落したようですが、兵役免除の問題もこのことと同じように捉えられる可能性があり、新政権にとって負担になりかねません。以前メディアのインタビューで兵役免除の拡大について問われたユン次期大統領は「客観的な基準の検討と国民的合意を導く努力が必要だ」と答えるにとどめていました。


あと、BTSのコンサートに合わせてアメリカではもう一つ大きなイベントが行われています。HYBEが現地で大々的なオーディションを行っているのです。このオーディションには1万3千人に上る若者たちが志願したということで、コンサートに負けないほどの熱気を放っています。コンサートの開催に合わせて4回にわたり行うこのオーディションで、HYBEは、国籍や性別に関係なく、11歳から19歳の未来のスターを発掘するという計画です。BTSは今年の『ビルボード・ミュージック・アワード』で、6つの部門で合わせて7つの受賞候補に名を連ねており、KPOPシーンでの存在感、影響力は絶大なものがあると言わざるをえません。

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