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ライフスタイル

楽しい紅葉狩り、でも…

2016-11-09

玄海灘に立つ虹

楽しい紅葉狩り、でも…
紅葉の季節です。紅葉狩りにでかける方も多いでしょう。韓国でも紅葉狩りに行きますが、日本とは少し様子が違います。まず日本だと行く先はお寺、公園、そして山にドライブというところでしょうか。一方の韓国は紅葉狩りはほとんど山登りを兼ねています。ですから人々の服装もアウトドアスタイルです。
そんな韓国の紅葉狩り、楽しいだけではないようで、ある経済新聞が「楽しい紅葉狩り、でも…」というタイトルでいろいろな問題点を連載をしているので、ご紹介したいと思います。
まず最初の問題点はこんなことでした。
会社員のパクさんは家族とともに紅葉を見に俗離山国立公園を訪れました。しかし登山路の入口で一人当たり4000ウォンの文化財観覧料を徴収されました。国立公園内に位置する法住寺(법주사)の観覧料です。パクさんは「寺に寄りもしないのに国立公園に入るというだけで入口でお金をとるというのはおかしい」と言っています。
2007年からは国立公園への入場料が無料になりました。しかし大部分が山の上にある韓国のお寺、お寺側は寺の管理用の観覧料を徴収しています。全国16の国立公園の中には27の寺があり、そのうち25の寺では1000ウォンから5000ウォンの観覧料をとっています。
もう一つの問題は
ソウル大学大学院生の李君は週末ごとにキャンパスにやってくる登山客で頭を抱えています。週末になると冠岳山を訪れる登山客が大学の研究室の前を通り大騒ぎをするからです。李君は「登山客の問題で週末の朝は学生と登山客の間で喧嘩になることも多いです。特に登山客の残していく酒瓶と食べ物の残りのせいで紅葉狩りの季節は憂鬱です」
韓国では山は遠くにあるのではありません。町の中にあるのです。そのため登山路が大学のキャンパスの近くを通過することもよくあることです。ソウルではソウル大学の他にも、国民大学、成均館大学などが同じような問題を抱えています。
大学側は登山客のキャンパス内への出入りを禁止する立て札もかけていますが、登山客側は「公開された場所である大学への立ち入りを禁止するのはおかしい」という立場です。そしてトイレの使用などの理由でキャンパス内に入ると、トイレを済ませた後にトイレの脇のゴミ箱にゴミを捨てていくという状況のようです。
そして最後の、そして一番大きな問題は紅葉狩りに行く登山客をのせたバスの事故です。最近も高速道路でバスが転覆し4人が死亡するという事故が起きています。せっかくの楽しい紅葉狩りです。事故のないように、周りに迷惑をかけないように楽しみたいものです。

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