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ライフスタイル

大統領候補のスペックは?

#マル秘社会面 l 2017-04-12

玄海灘に立つ虹

大統領候補のスペックは?
連日大統領選挙の話で盛り上がっている韓国ですが、そんな中でなかなか面白い記事があったのでご紹介します。何かといいますと大統領候補のスペックを比べてみたらという内容です。
「スペック」という単語、2004年に国立国語院の新語に登録され、今や社会に根付いた言葉ですが、2004年にはその定義として「学歴、成績、トイック点数を合わせたもの」となっていました。しかし13年が過ぎた今は学歴、英語点数はもちろん各種資格、公募展、奉仕活動、インターン経験など基本項目だけでも9種類に達します。
東亜日報の取材チームが全国47の大学と公務員試験などの準備生にインタビューをした中で「既存世代がタイムマシーンに乗り、2017年に来て就職準備をすれば今の僕たちの苦痛が理解できるだろう」という意見が出てきました。そこで大統領候補の出身大学、成績、英語点数など、大学卒業当時のスペックを比べてみました。
まずは「ともに民主党」のムン・ジェイン候補です。ムン候補は
大学生のときに民主運動をして逮捕され、司法試験に合格して釈放されるなど紆余曲折の末に卒業したので、成績はほとんど覚えていません。また青年になれたら歴史学者に挑戦したい
と答えていましたが、これに対して現代の就職コンサルタントは
公務員などの公共企業への就職は難しいでしょう。批判意識の強い新入社員は嫌われます。一方で批判意識を通じた積極性、問題解決の意志などが認められ大企業の法務チームへの入社は可能かもしれません。
次に「国民の党」のアン・チョルス候補は今回の大統領候補の中で一番成績が良くソウル大学の医学部を4.3点満点の3.83点で卒業しています。しかし現在の基準に合わせると就職コンサルタントは
最近では成績は4.3点満点の4点以上でなければ企業は誠実だとは見てくれません。ただ安候補の実力なら合格は無難でしょう。公共企業よりは大企業への入社が有利でしょう。しかし面接では多少内気な印象を与えるので、それが弱点として作用するかもしれません。
アン候補本人は、青年に戻れたら自分は就職ではなく新規事業を立ちげたいと言っていました。次に「自由韓国党」のホン・ジュンピョ候補は「英語点数は成績としては出てないが100点満点の80点以上だと思う」と答え、成績は3.0でした。これは今の基準に合わせれば大企業の書類審査に出せる最低ラインだということです。
「正しい政党」のユ・スンミン候補は就職コンサルタントの目から見れば大企業への就職が一番有利だということです。なぜかというと
ソウル大学経済学科卒業で成績は4.3点満点の3.19.英語点数や資格はないもののアメリカのウイスコンシン大学の経済学博士号の学位を持っているので、大企業傘下の経済研究所への入社が可能でしょう。ただし、面接の際に就職しても2,3年で辞めてしまうのではないかという印象を与えそうなのが弱点です。

ということで主な大統領候補、結局この中で就職試験を受けた人はいないようです。弁護士、医師、検事、国会議員の秘書官というのが4人の選んだ最初の仕事でした。果たしてこんなエリート4人に今の若者たちの就職できない不安や苦悩が理解できるのか? 疑問です。

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