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ライフスタイル

2017 韓国人の食品

#マル秘社会面 l 2017-04-19

玄海灘に立つ虹

2017 韓国人の食品
2017年の韓国人の「国民の食品」を選ぶとしたらどんなものあげられるかという記事が「京郷新聞」にありましたので、ご紹介したいと思います。
最近の韓国人の食生活の流行を見ていると、例えば伝統的な食品だといえるご飯と牛乳にはかげりがさしている反面、豆腐や味噌、炭酸飲料などの人気はうなぎのぼりです。
その背景には韓国社会の変化があります。食生活の多様化、高齢人口の増加、一人暮らしの増加などが食生活にも変化をもたらしているのです。この数十年間でその人気に一番大きな影がさしてきたのが米です。去年の基準で1人あたりの年間米消費量は61.9kg、これは1980年代の半分以下です。また米の消費の減少は、食卓のおかずにも影響を与えています。国立水産科学院の関係者は
「ご飯のおかず、スープなどに使われる海藻類が、最近では大型スーパーの棚に占める割合が少なくなってきているほど、消費量が減少しています。それでも海苔は輸出とスナックなどに活用されなんとか持ちこたえています。ワカメも最近ではパンやクッキーなど、加工が行われています」
高齢化社会の到来も食生活に大きな影響を与え、高齢化で泣いている食品が牛乳、笑っている食品が豆腐だといいます。
「牛乳は子供や青少年などの主要消費層の減少で、国内の消費量が2012年140万5000トンから2015年134万5000トンというように4%も減少しています」
そして高齢者に優しい食品だと言われる、豆腐、味噌、キムチ、塩辛などの食品はその柔らかい食感から人気が続いています。
「伝統発酵食品に豆腐類を加えた市場規模は2011年2兆9000億ウォンから、2015年3兆7100億ウォンとおよそ20%増加しました」
では一人暮らしの増加はどんな変化をもたらしているかというと、弁当、海苔巻き、サンドイッチなどのすぐに食べられるものと、ピザ、チキンなどの配達食品の人気上昇です。特に配達文化の浸透が、ピザやチキンと一緒に配達される炭酸飲料の消費増加につながっています。健康に悪いと言われていても、配達文化のおかげでこの3年間で5%も消費が増加しました。
一人暮らしの増加は果物にも影響を与えています。果物の中でも一人で食べるには大きすぎたり、剥く手間のかかる果物は嫌われており、代表的な韓国の果物である梨とリンゴもだんだんその人気にかげりがさしています。そのためミニトマト、ミニリンゴなど、「ミニ」の名前のつく果物が人気を得ています。農林畜産食品部の関係者は
「社会の変化に合わせて食品に対する好みもかつて無い速度で変化を続けています。そのためより早く正確な市場の情報を農家などの生産者に伝えるよう努力しています」
と述べています。確かに我が家も年々、牛乳の消費量は減り、豆腐を食べる回数は増えている気がします。果物もミニトマトやミカンなどの簡単に食べられるものに手が行く回数が断然増えています。そういえば大型スーパーの豆腐コーナー、年々その面積が広がっている気がします。

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