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ライフスタイル

韓国語の敬語-様(ニム)

2017-05-15

韓国語の敬語-様(ニム)
韓国語にも敬語があります。目上の人に敬語を使うのは日本も韓国も同じことです。でも日本語の敬語と韓国語の敬語とでは根本的に違う部分があります。それは日本語は内と外、韓国語は上下で差がつくことです。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。

金さん  山田君、通訳のアルバイトしたんですって。どうでした。
山田君  それが敬語の使い方で失敗してしまいました。
金さん  えっ、どんな失敗をしたんですか?
山田君  日本の会社の役員を紹介するときに、「社長の田中です」と日本式に 紹介したら、社長じゃなく、社長様、サジャンニムだと言われてしまいました。
金さん  なるほど、韓国では目上の人のことは他人に対しても全部、尊敬語にするんです。ですから社長様、先生様、お父様、お母様という具合です。
山田君  全部、様(ニム)を付けるんですか?!


今ではそんなこともあまり無いと思いますが、昔は韓国人が日本に行き話をするときに相手の会社の社長も社長様、自分の会社の社長も社長様と呼んでいたことがありました。これは日本語と韓国語の敬語の使い方に根本的な差があることが原因です。
日本は内と外という区切りが重要で、他の会社の人に自分の会社の人を紹介したり、話をする際に自分の上司であっても他の会社の人の前では謙譲語を使います。部長の××が、とか社長の××がとか言うものです。
しかし韓国では他の人の前でも自分の会社の社長は社長様、自分の学校の先生は先生様なんです。この様(ニム)という尊敬の言葉が必ずいつもつきます。上下の関係では下のものは上の人のことを必ず様をつけて呼ぶということです。
ということで韓国マナー、韓国の敬語の使い方は絶対敬語です。自分の会社の社長は、たとえ話の相手が他の会社の人でも「わが社の社長様(サジャンニム)」はという風に尊敬語で呼びます。

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