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旅行

遊びの感覚で科学の原理を知ることができる国立果川科学館

2011-03-08

遊びの感覚で科学の原理を知ることができる国立果川科学館

アメリカ、ヨーロッパ、日本など、世界的な科学先進国には科学技術の原理と発達過程、そして科学の力で変化する未来世界を紹介している科学博物館があり、こうした科学博物館ではその国が持つ科学技術の水準をうかがうことができます。

ソウル地下鉄4号線、ソウル大公園(テゴンウォン)駅の5番出口を出ると、韓国の科学文化を体験することができる国立果川(クァチョン)科学館が現れます。2008年11月14日にオープンした国立果川科学館は4万9500平方メートルほどの規模を誇り、科学館の建物らしく、「宇宙への跳躍」というコンセプトで空中から見下ろすと螺旋を描く星雲の形に設計されています。

国立果川科学館には685のテーマで、4203点の展示物があり、そのうちの5割以上が作動する体験型の展示物なので遊びの感覚で科学教育をすることができます。展示室は基礎科学館、自然史館、伝統科学館、先端科学館、子供探究体験館などの常設展示室と屋外にある科学広場、生態体験館、天文施設などに分けることができます。外国人訪問客のために英語の説明が聞けるヘッドフォンも準備されています。

常設展示館がある本館の建物はとても広く、一日ですべてを見てまわるのは難しいかもしれません。人気のある展示物を中心とした国立果川科学館ツアーは1階の右手にある基礎科学館からスタートします。基礎科学館はその名のとおり、数学、物理、化学、生物、地球科学など、科学の基本となる純粋科学分野を展示しています。

瞬間的に400万ボルトの電気を発生させる変圧器のテスラコイルで起こす雷、風速30メートルの強風が吹きつけ、1時間当たり100ミリ以上の雨がふる台風体験ブース、3D映像で震度7を越える大きな地震を生々しく体験することができる地震体験ブース、基礎科学館はこのように生活のなかの科学原理を紹介しています。地球科学や物理以外にもパスカルの三角形やカオス理論などを紹介した数学、脳波の反応速度や光合成の原理を説明している生物など、科学の基礎知識が子供たちにも分かりやすく紹介されています。

基礎科学館の向かいにある先端技術館は2つの展示室に分かれていて、生命科学、情報通信、航空宇宙などについて紹介しています。第1館のロボット体験ブースには人工知能ロボット「マル」をはじめ、音楽にあわせてダンスを披露するロボットなど最新の技術に出会えます。生命科学コーナーでは遺伝子研究、バイオ医学など医学の最前線を知ることができます。また、情報通信とエネルギー環境コーナーではユビキタス環境、未来の住宅やエネルギーなど、一足早く未来の世界を体験してみることができます。韓国の航空機や宇宙船の歴史と制作過程、宇宙飛行士の訓練過程などを紹介している先端技術館第2館も人気があります。

国立果川科学館にはこの他にも子供たちの目線に合わせて科学の原理を紹介する子供科学体験館や韓国の科学文化の歴史を紹介する展示室、直徑25メートルのドームに天体が映し出されるプラネタリウムや大きな天体望遠鏡が設置されている天体観測所など大人も子供も楽しめる科学の世界が広がっています。国立果川科学館は韓国の科学と文化、そして遊び心が一つになった科学文化テーマパークなのです。

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