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旅行

お金に関するすべてを紹介している韓国銀行の貨幣金融博物館

2011-07-05

お金に関するすべてを紹介している韓国銀行の貨幣金融博物館
ソウルを代表するショッピング・スポットの明洞(ミョンドン)には、あまり知られていない由緒ある観光スポットがたくさんあります。韓国銀行の貨幣金融博物館もその一つです。

貨幣金融博物館はソウル地下鉄4号線、会賢(フェヒョン)駅、または2号線、乙支路入口(ウルチロイプク)駅から南大門市場方面に歩いて5分ほどの所にあります。市場の向かい、大通りに面した立派な造りの花崗岩の建物です。1912年に建てられたこの建物は朝鮮銀行本店だった所で、史跡第280号に指定されている重要文化財です。1950年、韓国戦争の後、韓国銀行の本店として使われていた建物を改造して、2001年に貨幣金融博物館をオープンしました。

貨幣金融博物館では世界各国の貨幣、1万8千点あまりをはじめ、貨幣を作ったり廃棄したりする過程など、お金に関するすべてを紹介しています。博物館に入ると、前方に鳥居のようなゲートがあり、その向こうに「貨幣広場」と呼ばれる展示場が見えます。「貨幣広場」には韓国と世界各国の古い貨幣が時代別に展示されています。外国との貿易が活発になった高麗時代に作られた韓国最初の貨幣「乾元重宝背東国銭」、銀で作られた小さなひょうたんの形をした珍しい貨幣、朝鮮時代の記念貨幣といえる別銭(ピョルチョン)などを見ることができます。

「貨幣広場」の後ろの方には「貨幣の一生」というテーマの展示場で、貨幣の原料と製造過程、偽造を防ぐための装置などについて紹介しています。1階と2階の間には3つの展示ゾーンがあります。金と貨幣室、寄贈貨幣室、貨幣機器室です。また、廃棄された紙幣を車の振動防止材や床材などにリサイクルする方法なども紹介されています。

2階はいろんな体験コーナーになっています。お金に関するクイズ、世界各国の貨幣を象った記念スタンプ、世界のコインの拓本作り、コイン作りなどのコーナーがあります。自分の顔写真が入ったお金を作ってみることもできます。体験コーナーの他にも、現在、世界各国で使われている貨幣を展示しているコーナーがあります。世界貨幣室の中間壁面には貨幣に使われるさまざまな図案が展示されています。一番多く使われるのは人物の肖像画です。それぞれの国を代表する偉大な人物は貨幣に対する信頼度を高める効果もありますが、作業が複雑で偽造を防ぐ効果もあるからです。世界の貨幣の70%以上が人物の肖像画を使っています。

貨幣金融博物館は1時間半ほどで見ることができます。短い時間ですが、貨幣にはいろんな国の歴史と文化が隠されています。

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