新しい韓国駐在日本大使に、イスラエル駐在大使の水嶋光一氏が内定しました。
外交筋が11日、伝えたところによりますと、日本政府は、相星大使の後任として水嶋氏を内定し、韓国政府に人事に対する同意、「アグレマン」を要請したということです。
水嶋氏は1961年生まれの62歳で、東京大学法学部を卒業したあと、外務省に入り、アメリカ駐在日本大使館の参事官、北米2課長、領事局長などを経て、2021年からイスラエル駐在大使を務めています。
韓国関連では、1999年に韓国駐在日本大使館の一等書記官、2002年に参事官、2017年から2019年までは韓国駐在日本大使館の総括公使を務めました。
水嶋氏は、韓国の日本大使館で勤務していたころ、韓国の外交および安全保障の当局者や専門家らと幅広く交流し、外務省内で「韓国通」と評されています。
水嶋氏の韓国駐在大使としての任命は、去年の後半には決まっていたということですが、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘が始まったため、着任までの予定が遅れているということです。
現在、駐在している相星大使は、2021年1月に就任していて、通常の大使の任期とされる3年を迎えたことから、交代の可能性が取りざたされていました。