メニューへ 本文へ
Go Top

「ヒトの卵子利用した研究当分は中断」 黄禹錫教授

Write: 2004-02-19 00:00:00Update: 0000-00-00 00:00:00

ヒトの体細胞と卵子だけで、受精卵のように分裂を続けるクローン胚(はい)を作り、ここからヒトのあらゆる細胞に成長するES細胞=胚性幹細胞を作ることに成功したソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授と文信容(ムン・シンヨン)教授のチームは、当分の間はヒトの卵子を利用した研究を中断する考えを示しました。
黄禹錫教授と文信容教授は、アメリカでの研究発表を終えて18日午後仁川空港に到着し記者会見を行いました。この席で両教授は「ヒトの卵子を利用したクローンの研究は、今後国際的な世論と韓国政府、国民の判断を見極めたい」と述べ、クローン研究に対する論議が深まるまで、この実験をしばらく中断する考えを示しました。また今回の実験が実用化される時期について黄教授は、10年後には臨床実験ができるのではないかという考えを示しました。
またヒトのクローンを作る恐れについて「ヒトのクローンに転用される可能性を否定できない。しかし韓国ではすでに生命倫理法が定められており、難病の治療という条件を設ければうまくいくのではないか。また今回の研究を契機に各国でクローンの研究が加速化すると思う」と述べました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >