良心的兵役拒否者に初の無罪判決
Write: 2004-05-21 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
宗教的な理由で兵役の義務を拒否している3人に対して、裁判所がこれまでの判例を破って初めて無罪を言い渡しました。ソウル地方裁判所の李ジョンリョル判事は、21日、兵役を拒否し、兵役法違反の疑いで起訴された22歳の男性ら3人に対して、「兵役を拒否した理由は、ひたすら良心にもとづくものであるため、良心の自由を保障する憲法の保護対象となる」として無罪を言い渡しました。判決文は、「良心の自由は、物事の善悪のような倫理的な判断に国が介入してはならないとするものであり、内面的な自由だけでなく、倫理的な判断に対する沈黙の自由も含まれる」としています。韓国では、今年2月末の時点で、良心的兵役拒否者521人が刑務所に服役中で、毎年700人前後が宗教による兵役拒否で監獄行きを選んでいるということです。
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