DNAバーコード ソウル大学が世界初開発
Write: 2004-08-12 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
遺伝情報が盛り込まれているDNAで作ったバーコードシステムがソウル大学の研究陣によって世界で初めて開発されました。ソウル大学化学科の崔ジンホ教授のチームは、製品情報が盛り込まれているDNAを肉類や野菜のようなバーコードをつけにくい商品にスプレー式に噴霧して使う「ナノDNAバーコードシステム」を開発したと11日発表しました。これまでのバーコードは黒い線と白の余白を、コンピューターの0と1に変換して情報を伝える2進法であるのに対して、このDNAバーコードはDNAを構成するA・C・G・Tの4つの塩基配列による4進法となります。崔ジンホ教授のチームは「農畜産物を出荷する際、生産地と品質など製品情報が盛り込まれているDNAバーコードを噴霧しておけば、流通過程で原産地を偽ったりすることを防ぐことができる」と説明しています。崔教授はまた「汚染物質の排出工場で使われる薬品に事前に添加しておけば排出元をたやすく特定できる。紙幣や文書を印刷する時に使うインクに混ぜて使えば、偽札の識別や書類の真偽の判別にも活用できる。食べても害はない」と話しています。
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