免疫調節でがんを治療 蔚山大権教授が開発
Write: 2004-09-27 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
人間の体の免疫細胞を調節して、がんやリューマチスなどの難病を効果的に治療できる方法が、韓国の研究陣によって世界で初めて開発されました。蔚山大学化学・生命科学部の権ビョンセ教授(57)のチームは、体の中の誘導性免疫細胞「T細胞」の共同刺激分子「4-1BB」を刺激してリューマチスやがんを治療する「免疫調節による難治性疾患治療法」を開発したと、27日、発表しました。権教授のチームは、T細胞のうち、自分自身を攻撃してリューマチスなど自家免疫疾患を誘発する「自家反応CD4+T細胞」を次々と取り除いて、強いがん細胞を殺す能力をもった「CD11c+CD8+T」細胞を増殖させる「4-1BB」を発見し、その機能と治療作業を解明したということです。権教授は、「この治療原理を利用すれば、がんやエイズなどで免疫治療の新しい方向を示すことができるうえ、効果的なワクチン開発も可能になる」としています。
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