ソウル大学獣医学部の黄禹錫教授が、今年2月にアメリカのピッツバーグ大学の研究チームと共同で行った「人間胚芽幹細胞複製」の研究が、世界的な科学雑誌「サイエンス」が選んだ今年の10大研究成果の第3位に選定されました。「サイエンス」は、黄禹錫教授の「人間胚芽幹細胞複製」は、動物に限って可能だとされていた複製が人間にも適用されるという点を初めて科学的に立証したとして、火星の探査や、最も小さい人類化石の発見とともに今年の画期的な研究成果に選定しました。韓国人の研究成果がサイエンスの10大研究成果に選ばれたのはこれが初めてです。黄教授の人間胚芽幹細胞複製は、女性の卵子に人の体細胞を注入して神経細胞へ分化させたもので、動物を利用した幹細胞複製とは次元が異なるものです。