サイエンス
シン・ヒソプ博士 睡眠調節の遺伝子を発見
Write: 2004-12-20 18:19:10 / Update: 0000-00-00 00:00:00
韓国科学技術研究院のシン・ヒソプ博士チームが、人間が深い眠りに入れない理由を遺伝子の機能を通じて解明しました。シン博士のチームは、人間の脳の視床核にある「Tタイプのカルシウムチャンネル」の遺伝子が損傷すると深い眠りに入れないという事実を究明し、15日発行の国際学術誌のアメリカ国立科学院の会報に掲載し、注目を集めています。研究チームは、「Tタイプのカルシウムチャンネルの遺伝子」を除去した突然変異ねずみの脳の活動を観察した結果、深い睡眠状態で発生するデルタ波が消滅し、睡眠中にたびたび、時間にして数秒から数十秒間は、起きている時と同じ脳波が観察されたということです。シン・ヒソプ博士チームは、「人間はデルタ波が現れる深い眠りの間にも、少しずつ身体を動かしている。夢遊病などの睡眠障害は、遺伝的な影響によるものとされていたが、今度の研究結果は、Tタイプのカルシウムチャンネルが睡眠障害に影響を及ぼすということを示唆している」と語りました。
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