情報通信部は、20日、情報通信審議委員会を開いて、高速で移動する車の中でもインターネットを使える最先端の通信サービス、WiBro(ワイブロ)の事業者として、KT、SKテレコム、ハナロテレコムの3社を選定しました。ワイブロは、Wireless Broadbandの略で、2.3GHz帯域の周波数を使った高速ワイヤレスインターネットをさしており、周波数間の干渉を最小化して、移動する車の中でも映画やニュースなど大容量データ伝送を可能にしている技術です。当初は「2.3ギガヘルツ携帯インターネット」と呼ばれていましたが、呼びやすくするために情報通信部が「ワイブロ」という新しい名称をつけました。ワイブロのサービスを受けるには、ノートパソコンやPDAに手軽につなげられるクレジットカードサイズのPCMCIAカードタイプのモデムが必要で、使用料金は、定額制で1カ月3万ウォンから4万ウォン前後になる見込みです。これら3社は、ネットの構築などワイブロ事業にそれぞれ1兆ウォンを投資し、来年6月からソウルでサービスを開始し、毎年サービスエリアを全国に広げていく計画です。