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サイエンス

動物寿命を10倍延長 延世大ペク・ユンギ教授が発見

Write: 2005-02-03 17:55:57Update: 0000-00-00 00:00:00

動物の寿命を最高10倍まで延長できる生体フェロモンを、韓国の研究グループが世界で初めて発見しました。フェロモン(pheromone)は動物が体の外に分泌する信号伝達物質です。延世大学生化学科のペク・ユンギ教授の研究チームは、2日、「動物や植物に寄生する細長い虫、線虫は生存環境が悪くなれば、これ以上育たず、現状を維持する休眠状態に陥るが、これを誘導するフェロモンの『ダウモン(daumone)』を初めて発見し、その構造も明らかにした」と発表しました。線虫が休眠することは30年あまり前から知られるようになりましたが、原因物質の発見は今回が初めてです。ペク・ユンギ教授は、「今回の研究を活用して、難病患者を治療薬が開発されるまでの間、休眠状態に陥らせ、寿命を延長させることが最終的な目標だ」と語っています。今回の研究結果は3日づけの科学雑誌「ネイチャー」誌に掲載され、フェロモンのダウモンの合成技術は23カ国に特許出願されました。

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