韓国映画のヒット作品が相次いでアメリカ向けのハリウッドバージョンとして、新たに制作されることになりました。まず去年　韓国で480万人あまりの観客を動員するなど大ヒットした「猟奇的な彼女」の配給会社は、アメリカのドリームワークスと英語のリマーク版の契約を結びました｡契約内容は、75万ドルのギャランティーに、世界での興行収益の4%も受け取ることになっています。また「達磨と遊ぼう」の制作・配給会社のシネクリック・アジアは、先週　アメリカサンターモニカで行われたアメリカフィルムマーケットで、ハリウッドのメジャースタジオのMGMと英語のリメーク版の契約を結びました｡韓国映画がハリウッドで知名度の高い制作会社にリメークの版権契約を結んだのは､去年10月の「女房はヤクザ」が初めてです。このようにハリウッドの映画製作会社が韓国のヒット作に興味を示す背景には、最近ハリウッド映画界にヒット作品が少ないことに加え、韓国映画が興行面でも採算ベースに乗りやすいことなどが上げられています。