サイエンス
キムチの乳酸菌 鳥インフルエンザに効果
Write: 2005-03-07 18:29:18 / Update: 0000-00-00 00:00:00
キムチの乳酸菌が、鳥インフルエンザなど鶏やアヒルなど家きん類のウィルス性疾病の治療に効果があることが、韓国の研究チームによって初めて確認されました。ソウル大学生命科学科の姜サンウク教授(53)のチームは、6日、「乳酸菌の一種のルコノストック キムチアイを培養した後、乳酸菌だけを抽出した培養液をウィルス性呼吸疾患に感染した鶏に飲ませたところ、一週間後にほとんど完治した」と発表しました。「ルコノストック キムチアイ」は、姜サンウク教授チームが、2001年に韓国で初めてゲノム遺伝子を分析した乳酸菌で、発酵する過程で乳酸・エタノールを作って雑菌をなくし、キムチの味をよくする働きがあります。姜教授は、先月16日から10日間、ウィルス性呼吸疾患に感染した鶏を対象に実験を行ったところ、水しか飲んでいない鶏は、13匹のうち半分近い6匹が死にましたが、乳酸菌培養液を飲んだ鶏は、2匹しか死にませんでした。姜教授は、「乳酸菌の培養液を注入した場合、インフルエンザウィルスの感染能力が100分の1に落ちることを確認した。このため国立獣医科学検疫院の許可を得て、全国の農家に乳酸菌の培養液を鳥インフルエンザの予防、治療剤として普及させる計画だ」と話しています。
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