韓国では女性の乳がんによる死亡率が急増していますが、２０２０年には、乳がんによる死亡者が年間３０００人を超えるという研究結果が出されました。ソウル大学医学部予防医学教室のユ・グンヨン教授のチームは、韓国女性の乳がんによる死亡率について調べた結果、８３年は、人口１０万人当たり２．８４人でしたが、２００３年は６．２６人と、２０年間で２．２倍増えたことを確認しました。またユ教授チームが開発した予測統計モデルによりますと、２０００年にすでに１０００人を上回った乳がんによる死亡者は、２０１０年には２０３４人と２０００人を超え、２０２０年には３０８７人に達するということです。特に韓国の場合、９５年から９７年までの３年間に、２５歳から４９歳までの女性の乳がんによる死亡率は３６．１％と、世界で最も高くなっています。